1 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 17:56:35.71 ID:kayoPPSg0
男「幼とデートなんだよ」
女「…」
男「じゃあな、女」
女「…うん」
5 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 18:00:17.79 ID:kayoPPSg0
女「なんだよ、男の奴…」
「最近幼とばっかり一緒に…」
女「はぁ…」
「帰ろう…」
────────────
男「幼、待った?」
幼「男君」
「私も今来たところ」
男「そっか、じゃあ行こうか」
幼「うん」
7 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 18:03:36.76 ID:kayoPPSg0
男(今日の幼、可愛いな)
幼「どうしたの男君?」
男「え、いや、何でもない」
幼「変なのー」ｸｽｸｽ
────────────
女「暇だなー…」
8 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 18:06:18.23 ID:kayoPPSg0
友♀「あれ、女じゃない?」
「どうしたの元気なさそうだけど?」
女「友♀か」
「何でもない」
友♀「元気のない女が何でもない訳が無いでしょ」
女「…実はさ」
9 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 18:09:07.55 ID:kayoPPSg0
─カクカクシカジカ
女「ってことなんだよ」
「男の奴、幼、幼ってさ…」
友♀「ふーん、あんた男君のこと好きなんだ?」
女「なっ」
「そんなわけないだろ!」
「男はただの遊び友達で…」ｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ
11 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 18:12:10.76 ID:kayoPPSg0
女「好きとか…そんなんじゃ…」
友♀「ふーん…」
「じゃあ、男君が幼さんと付き合っちゃっても良いんだ?」
女「!」
「そ、それは…」
友♀「だって、女には関係ないんでしょ?」
12 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 18:16:24.21 ID:kayoPPSg0
女「か、関係あるよ!」
「だって、男が遊んでくれなくなるし…」
「気が合うのは男くらいだし…」
「それから…」
友♀「素直じゃないね、女は…」
女「だ、だから!」
友♀「はいはい…」
「それより、ちょっと買い物に付き合ってくれない?」
「どうせ暇でしょ?」
女「暇だけどさ…」
友♀「じゃあ、決定ね」
14 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 18:18:48.80 ID:kayoPPSg0
男「幼、こんな感じどうかな?」
幼「ううん… こっちの方が良いんじゃない?」
男「そっか、やっぱり幼と一緒にきて正解だったな」
幼「そう言ってもらえるとうれしいよ、男君」
15 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 18:22:40.85 ID:kayoPPSg0
女「…」
(今頃男は楽しくデートしてるんだろうな…)
友♀「女、こんな感じどう思う?」
「女…?」
女「はぁ…」ｼｮﾎﾞﾝ
友♀「もう! 女、しっかりしてよ!」
「一緒に来た意味ないじゃん」ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ
女「ご、ごめん」
「ん?」
16 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 18:24:26.45 ID:OLC3cMs30
(・∀・)ｲｲﾖｲｲﾖｰ
17 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 18:27:08.61 ID:kayoPPSg0
男「幼にはこんな感じが似合うと思うよ?」
幼「本当?」
「男君はこんな感じが好き?」
男「あ、ああ」
「幼可愛いし…/// 俺は好きだよ、その感じ」
女「男と幼だ…」
友♀「本当だ…」
「……」ﾎﾟﾝ
女「な、何だよ友♀」
友♀「ありゃあ、時間の問題だ…」ﾌｶﾞﾌｶﾞ
「諦めなせぇ、若者よ…」ﾌｶﾞﾌｶﾞ
女「何キャラだよ!」
20 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 18:37:14.76 ID:kayoPPSg0
友♀「だって、幼さんていったら結構人気あるんだよ?」
女「へ? そうなの?」
友♀「あんまり目立って人気ってわけじゃないけど、隠れファンは相当数とかって話」
女「…男、幼の事好きなのかな?」
友♀「そうかもねぇ…」
「でも、女には関係ないんでしょ?」
女「だ、だから…」
「…ちょっとは関係ある」ﾎﾞｿｯ
友♀「え、何? 聞こえない?」
女「だから! …ちょっとは関係ある…!」
友♀「よろしい」ﾆｺ
22 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 18:40:48.94 ID:kayoPPSg0
友♀「あんたはベースは良いんだから」
「ちょっといじれば幼さんに…対等とまでは行かなくても、それなりに追いつけるわ」
「知らないだろうけど、結構モテてんのよ、あんた?」
女「そ、そうなの?」
友♀「女の子にだけどね」
女「…」
「そ、それで、どうすればいいんだ?」
23 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 18:46:02.69 ID:kayoPPSg0
友♀「始めから素直になればいいのに…」
女「…か、勘違いするなよ!」
「別に男のためにやるとかじゃなくて…!」
友♀「はいはい… ちょっと落ち着きなさいよ…」
「まずは… そのお洒落とは言い難い格好ね」
女「格好?」
「そんなにダメかな?」
友♀「あんた、動きやすさとか脱ぎやすさ位しか考えてないでしょ?」
女「す、すごいな!」
「何でわかるんだ?!」
友♀(見りゃわかるわよ…)
24 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 18:48:21.91 ID:kayoPPSg0
友♀「もうちょっと可愛い格好しないとね」
「ちょっといらっしゃい」ｸﾞｲ
女「ど、どこに行くんだ?」
友♀「いい所よ」ﾌﾌﾌ
26 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 18:52:26.65 ID:kayoPPSg0
男「ここのコーヒー美味しいでしょ?」
幼「うん… でもちょっと苦い」
男「そっか、苦手だった?」
幼「いつも甘いの飲んでるから」ｴﾍﾍ
「男君、飲まない?」
男(これって間接キスってやつ?)
「あ、ああ頂くよ」
幼「次は甘いのが良いな」ｳﾌﾌ
男「覚えておきます」ﾆｺ
27 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 18:59:29.54 ID:kayoPPSg0
友♀「…うん! 良い感じ!」
女「ちょっとこれは… 恥ずかしいんだが…」
「大体このフリフリしてるの何だよ?」
友♀「あら、それが可愛いんじゃない」
女「うぅ…」
友♀「服は大体良いわね…」
「うーん… 次は…」
「その髪型!」
女「えぇ…髪も?」
友♀「自分で切ってるんだろうと思うけど」
「痛んでるわよ?」
女「痛んでるくらいどうだっていいだろー?」
友♀「全く… 髪は顔の額縁よ?」
「額縁は目立たないけど、絵を際立たせるために重要なの」
女「そうなのかな…?」
28 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 19:03:29.70 ID:kayoPPSg0
男「じゃあ、またね幼」
幼「うん、またね男君」
「って言っても近所だからすぐそこだけど」ﾌﾌﾌ
男「そうだね…」
「…」
幼「…男君…」
男「…幼…」
幼「…」
29 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 19:05:24.91 ID:kayoPPSg0
幼「…」ﾋﾟﾘﾘﾘﾘﾘﾘ
「! 携帯が」
男「おばさんかな」
「早く帰れって言ってるのかも」
幼「そうかも」
「じゃあ、また明日、男」ﾉｼ
男「じゃあ」ﾉｼ
30 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 19:08:55.49 ID:kayoPPSg0
友♀「よし、カットも終わりっと」
「いいよ、女」
「はい、鏡」
女「…」
「うわ! 誰かと思った!」
友♀「ふふ、私の腕に感謝しなさい」
女「ありがとうっ、友♀!」ﾀﾞｷ
友♀「ちょ… まだ早いわよ!」
「喜ぶのは、男君の反応を見てからね」
女「うん!」
35 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 19:23:01.19 ID:kayoPPSg0
────ｶﾞﾔｶﾞﾔ
男子1「おい、誰だあれ…?」
男子2「可愛いな…」
女子「女さんだよね、多分」
女「おい友♀…」
「なんか、視線が痛いんだが…」
友♀「そう? 注目の的じゃない?」
男「よう友♀」
「………誰?」
37 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 19:28:52.85 ID:kayoPPSg0
女「私だよ! 女!」
男「冗談だ」
「それにしても… 何か雰囲気変わったな…」
友♀「でしょでしょ?」
男「…もしかして」
「ちょっと痩せた?」
友♀「何でそうなるのよ!」
男「あぁ! 髪を切ったんだ」
女「うんうん…!」ﾜｸﾜｸ
38 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 19:34:33.47 ID:kayoPPSg0
幼「おはよー、男」
男「おはよう、幼」
幼「あら、女さん」
「今日はすごく可愛いね」
女「う、うん、ありがとう」
(男に言われたかった…)
幼「男君、昨日は楽しかったよ」
男「楽しかったね」ｷｬﾋﾟｷｬﾋﾟ
女「…」
友♀「…あちゃあ」
39 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 19:37:41.13 ID:kayoPPSg0
女「…」
友♀「…お、女?」
男「そろそろ、授業だな、行くか」
幼「うん、じゃあまた」
41 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 19:42:56.42 ID:kayoPPSg0
女「ふぅ…」
友♀「女、あんまり気にしない方がいいよ?」
「ほら、男君って鈍感なところもあるじゃない?」
女「そうだな」
「別に気にしてねぇよ…」
友♀(相当ショックみたいね…)
42 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 19:49:42.79 ID:kayoPPSg0
友♀「女、大丈夫…?」
女「気にしてねーよ」
「早く昼飯食おうぜ!」
友♀「そ、そうね」
男「幼ー、昼一緒にどう?」
幼「うん、食べる」
女「…」ﾋﾟｷﾋﾟｷ
友♀「あーあ…」
43 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 19:57:11.07 ID:kayoPPSg0
────────────
友♀「ちょっと、男君」
「話があるんだけど」
男「なに?」
友♀「ここだとマズイから」ｸﾞｲ
男「お、おい、引っ張るなよ」
45 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 20:03:38.41 ID:kayoPPSg0
友♀「男君、アレはちょっと無いんじゃない?」
男「何がだよ?」
友♀「だから、女がせっかく可愛くなったのに、一言もないなんて」
男「え? いや、髪切った、って言っただろ?」
友♀「もう一言あっても良いでしょ」
「可愛いねとか」
男「…」
「ぷ… 女に可愛いって?」ｸｽｸｽ
「だって、いっつもゲームとかキャッチボールして遊んでたのに何でそんなことが言えるんだよ」
友♀「はぁ… ダメだこいつ…」
「幼さんにぞっこんなのは分かるけど…」
女「…男のバカヤロ…」ｸﾞｽ
47 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 20:09:02.40 ID:kayoPPSg0
友♀「とにかく、女に会ったら一言気のきいたこと言ってよね」ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ
男「わ、分かったよ」
友♀「分かればよろしい」
────────────
男「全く、何なんだよ友♀のやつ…」
「あ、女」
女「お、男」ｱﾀﾌﾀ
男「お前、目が赤いな… 泣いてたの?」
(まさか…な)
女「そんなわけないだろ!」
「ゴミが入ったんだよ」
48 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 20:13:30.55 ID:kayoPPSg0
男(そう言えば)
「あぁ、その、なんだ…」
「その髪型似合ってるよ、今朝は言いそびれたけど」
「女にしては、可愛いんじゃない?」
女「ほ、本当か?」ﾊﾟｧ
男「本当だよ」
女「本当に本当?!」
男「本当だって」
(こいつ、こんなキャラだっけ?)
50 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 20:18:50.29 ID:kayoPPSg0
男「んじゃあ、またな」
女「ちょ、ちょっと待ってくれ」ｸｲ
男「?」
「どした?」
女「その、また遊んでくれよ」
「そ、その、寂しいとかじゃなくて」ｱｾｱｾ
「ひ、暇でやることなくてさ!」
男「なんだ、そんなこと別に断る必要ないだろ」
「またゲーセン行こうぜ! 新作出たらしいから」
女「うん! 約束な!」ﾆｺｯ!
男「あぁ、約束!」
51 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 20:23:22.72 ID:vUyzZs0k0
女かわいい
53 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 20:25:25.08 ID:kayoPPSg0
女「♪」
友♀「随分ご機嫌ね?」
女「まぁな」
友♀「男君のこと?」
女「遊びに行くって約束したんだ」
友♀「へぇ… よかったじゃない」
女「うん!」
友♀(ちょっとは元気になったか、良かった良かった)
54 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 20:31:18.68 ID:kayoPPSg0
────────────
女「おーとーこー! あそぼー!」
男「おー、いいぜー」
女(今日は友♀のアドバイスを参考にお洒落してきたからな)ﾄﾞｷﾄﾞｷ)
「ゲーセン行こう、ゲーセン!」
男「女、今日は随分お洒落だな」
女「本当?!」
男「本当だ、結構似合ってるぜ」
「ゲーセン行く格好じゃない気がするけど、まぁいいか」
55 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 20:34:56.29 ID:2g5Dnq70O
女って毎回いちいち服装褒めないといけないの?
56 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 20:35:05.30 ID:kayoPPSg0
女「新作やろうぜ、男!」
男「オッケー」
男「結構並んでるな…」
「レースゲーでここまで並ぶか?」
女「まぁ良いじゃん、対戦しようよ、男」
男「えぇ… お前、滅茶苦茶速いからやだよ」
女「何だよ、チキンだな…」
「じゃあ、女さんの腕前を見てなって」
68 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 21:20:04.34 ID:kayoPPSg0
>>66 立ててぬ
女「よし、じゃあこれで」ﾋﾟ、ﾋﾟ
女「…」
「……」
「………」
「よし、一勝目!」
「どうよ、男?」
男「すげえ、すげえ」
「んで、相手さん連投だって」
女「ふふ、女さんに負けたのが悔しいんだね」
「その勝負受けて立つ!」
69 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 21:21:24.77 ID:4UD5qRIY0
レースゲームだから相手は隣にいるってことでいいんだよね?
70 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 21:21:59.04 ID:kayoPPSg0
女「…」
「……」
「………」
「二勝目～♪」
男「すげぇな」
「ん? また挑戦みたいだぜ?」
女「どんとこーい!」
71 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 21:24:27.91 ID:kayoPPSg0
>>69 相手は機械の向こう側
●○
── こんな感じね
●○
女「また勝ったー」
男「飽きてきた…」
女「うわ…! まただ」
男「随分金あるのね」
72 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 21:26:02.41 ID:4UD5qRIY0
最近のレースゲームは格闘ゲームみたいに対戦相手が反対側にいるのか
最後にゲーセン行ったの5年以上前だから知らなかった
73 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 21:28:07.19 ID:kayoPPSg0
女「もう8回連続なんだけど…」
男「お前… ちょっとは手抜いてやれよ」
女「えぇ… でも…」
男「相手さんもそろそろキレてんじゃないの?」
女「うう… そうだね」
「じゃあ、次勝ったら終わる」
男「…おいおい」
「…ちょっと飲み物買ってくる」
「まぁ、ほどほどに」
74 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 21:32:26.96 ID:kayoPPSg0
>>72 地元はそんな感じだった
女「また勝っちゃった…」
ﾄﾞﾝ!
女「わ!」
?「ちょっと調子乗り過ぎじゃねーの?」
変な男「おい、調子に乗ってんじゃねーぞコラ!!」
女「!」ﾋﾞｸ
75 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 21:40:06.70 ID:d2VXRP8j0
((((;ﾟДﾟ)))))))
76 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 21:40:34.57 ID:wP0y7aXD0
マジでこういうのいるみたいだな
俺は行ったことないけど知り合いが言ってた
77 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 21:41:26.01 ID:kayoPPSg0
女「…」
変男「女といちゃつきやがって!」
「…あ? 女か?」
女「な、何だよ?」
周り「お、おいやばくね?」ｻﾞﾜｻﾞﾜ
変男「ちょっとこいや!」ｸﾞｲ
「お前のせいで金が減ったわ!」
女「や、やめろよ!」
78 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 21:46:41.59 ID:kayoPPSg0
変男「あ、見てんじゃねーよ糞ヲタ共!」
周り「…」ｼｰﾝ
女「は、離せよ! 離せ!」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ
変男「うるせえな、ちょっと来い!」
79 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 21:51:11.57 ID:kayoPPSg0
────────────
店の裏
女「…」ｶﾀｶﾀ
変男「おい!」
「お前のせいで金がなくなったんだよ」
「とりあえず金払えや!」
女「ふ、ふざけんな…!」
変男「可愛い顔して威勢がいいな」ﾍﾍﾍ
81 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 21:57:48.46 ID:kayoPPSg0
男「おーい女、終わったk…」
「ん?」
男「すんません、ここでプレイしてた女の子知りません?」
周り「…あんたあの子の彼氏?」
男「彼氏ではないけど、友達ってとこです」
周り「対戦相手の男に連れてかれたぜ… すげぇ危なそうな奴だったから…」
男「!!」
「マジか… あの馬鹿!」ﾀﾞｯ
82 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 22:01:13.33 ID:kayoPPSg0
変男「どうして欲しい?」ﾍﾍﾍ
女「離せ! バカヤロウ!」
「クソ」ﾄﾞｶ
変男「ってー… このアマ!!」ｶﾞｼ
女「いやぁ!」
83 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 22:04:13.10 ID:SGUIr2dN0
こんな騒動になってたら店員気付くだろjk
85 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 22:20:29.21 ID:kayoPPSg0
変男「ゆっくり楽しもうぜ」ﾍﾍﾍ
「まずは、ふぇr」ｸﾞｲｯ
変男「!?」ﾄﾞｽ
男「…おい、女から手を離せ」
変男「あ…? 何だお前は?」
「いま彼女と愛し合ってるとこなんだk」ﾒｷｮ!!
男「寝言は寝て言え」
女「…」ｶﾀｶﾀ
男「もう大丈夫だ、女」ｽ
女「いやっ…!」
男「…大丈夫」ﾀﾞｷ
女「…」
「怖かった…よぉ…男」ﾋｯｸﾋｯｸ
男「怖かったな…」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
86 : 忍法帖【Lv=3,xxxP】 :2011/07/08(金) 22:23:43.23 ID:GPuYhoDIi
強過ぎわろた
87 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 22:24:58.18 ID:kayoPPSg0
女「…」ﾄﾎﾞﾄﾎﾞ
男「…」
女「男…今日はありがとう」
男「まぁ、いいってことよ」
女「お、男…」
男「ん? 何だ?」
女「あの、その…私…」
88 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 22:31:28.43 ID:+6HehDZp0
うむ
89 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 22:31:32.67 ID:kayoPPSg0
男「…」
「早く帰ろうぜ、女!」
女「お、男! まだ話が!」
男「課題が多いから早くやんないと徹夜になっちまう!」ﾀﾞｯ
女「ちょっとー!」
「あいつ… 課題なんて提出したことないじゃん…」
男「早く来いよー、置いてっちまうぞ!」
90 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 22:39:33.40 ID:kayoPPSg0
────────────
友♀「んで、男君に告白できなかったと…」
女「こ、告白って…!」
「そんなつもりじゃ…」
友♀「あのねぇ… あんたが言おうとしたことは世間一般では告白って言うの」
女「…」
友♀「でも、ちょっとは素直になったかな」
女「どうしたらいい…?」
「なんか、すごく苦しい…」
友♀「重症ね…」
91 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 22:47:20.92 ID:kayoPPSg0
女(男が幼と仲良くなってからずっと苦しい)
(今だって男と幼は…)
男「──」
幼「──」
女「はぁ…」
友♀「女…」
93 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 22:54:43.20 ID:kayoPPSg0
あれからしばらくして、男と幼は付き合いだした
最初はすごくつらかった
でも、人間は案外慣れることが分かった
女「…もう秋だね、友♀」
友♀「そうね」
女「…」
友♀(女、大分女の子の顔になってきたな…)
(今では、幼を抜く勢いで人気があるって、知ってるのかな?)
96 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 23:09:22.70 ID:kayoPPSg0
女「男…」
────────────
男「──!」
幼「──!!」
女「ん、男と幼?」
幼「──っ!」ﾀﾞｯ
女「幼、どうしt?」
「行っちゃった…」
男「…」
女「男、どうしたの?」
男「ちょっとな…」
97 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 23:12:12.95 ID:kayoPPSg0
男「というわけで、ケンカした…」ﾊｧ
女「ふーん… 珍しいなケンカなんて」
男「そう、なんだよな…」ｼｭﾝ
女「」ﾄﾞｷｯ
「げ、元気だせよ男!」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ
98 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 23:15:49.59 ID:kayoPPSg0
男「ありがとう」ﾍﾗ
女「!」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
(何でﾄﾞｷﾄﾞｷしてんだ私…)
(男はもう、幼と…)
男「お前と友達でよかったぜ」
女「そ、その、つらいことがあったらまた相談しに来いよ」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
男「ありがとう」
100 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 23:21:59.51 ID:kayoPPSg0
女「…という感じ」
友♀「ふーん」
「あきらめも肝心って言うけど…」
女「でも!」
「でも… やっぱり男の事が… す、好きなんだ!」
「だ、ダメかな…?」
友♀「それは私が決めることじゃないわ」
「決めるのは、女よ」
女「な、なら… 私…!」
友♀(こんな可愛い子に好かれるなんて… 男君は贅沢ね)
「頑張って、女」
102 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 23:26:35.28 ID:kayoPPSg0
男「今最悪な状況なんだ、女…」
「マジで別れそう…」
女「大変だな男…」
「…なぁ男」
「関係ない話をするんだけどさ…」
男「ん、何だ? 女?」
女「あのゲーセンに行った帰りのこと覚えてるか…?」
103 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 23:30:06.09 ID:kayoPPSg0
男「あぁ…あの時か」
「あのときはお前がいなくなって大変だったんだぜ?」
「しかも、変な男に連れてかれるし…」ﾊﾊﾊ
「今じゃ笑い話になるけど、焦った焦った」
女「そうじゃなくて!」
「帰り道の時!」
男「帰り道?」
「何かあったっけ?」
104 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 23:32:20.98 ID:kayoPPSg0
女「帰りにどうしても言おうと思ったことがあったんだ…」
「でも言い出せなくて…」
男「…言おうとしたこと…ね…」
女「その後は、言うタイミングが無くて…」
「ずっと言おうと思ってた…」
105 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 23:34:22.66 ID:kayoPPSg0
男「…」
女「でも、男… 幼と付き合っちゃうし…」
「幼と仲良くしてる男を見てると言いだせなかった…」
男「……」
108 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 23:36:59.21 ID:kayoPPSg0
女「その…男…私は…」
男「おい…そろそろ戻ろうぜ?」
「やっぱり秋はちょっと寒いな」ﾊﾊﾊ
女「待って…」
男「女も早く戻らないとまずいだろ?」
女「待って、男!」
「あと少しだけ話を聞いて…」
109 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 23:42:18.45 ID:kayoPPSg0
女「男が幼のことが好きだって気付いた時から、寂しかった」
「学校に入ってから一番の友達が男だったから、何か寂しかったの」
「でもね、やっと気付いたの… ううん、ずっと気付いてたのは分かってた」
女「私… 私ね…」
男「……」
110 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 23:45:12.97 ID:kayoPPSg0
女「わ、私、男のことが!」///
「ずっと好きだったの!」///
111 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 23:45:46.16 ID:yNXqLkBu0
くるか,,,くるのか
112 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 23:48:08.67 ID:kayoPPSg0
男「ごめん…」
114 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 23:48:46.11 ID:d2VXRP8j0
エンダアアア……ア、アァ…………
117 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 23:49:36.49 ID:Yw2/Jydb0
まあこうなるわな
っておい
118 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 23:53:48.33 ID:rWxhuy3SO
まぁまだ別れてないしな
119 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 23:56:36.04 ID:kayoPPSg0
男「…」
女「…良いんだ、分かってた…」
男「俺、どんなにケンカしても、別れそうになっても幼が好きなんだ」
「だから、女の気持には応えられない」
女「大丈夫だって」ﾍﾗﾍﾗ
「こうなるって…わか…って」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ…
「た…から」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ
男「ごめんな… じゃあ…」
女「う…うわぁぁぁぁん…!」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ
120 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/08(金) 23:57:18.72 ID:8JUFLrbU0
俺が泣きそう試演
121 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/09(土) 00:01:17.02 ID:6NMdhAyQ0
女「ひっくひっく…うぅ…」
友♀「…女… …頑張ったね、よしよし」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
女「うわぁあああん!!」ｽﾞﾋﾟｽﾞﾋﾟ!
友♀「鼻水垂れ流し…」
「でも今日くらいは出すもの出した方が良いわね…」
122 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/09(土) 00:04:02.01 ID:6NMdhAyQ0
────────────
男「…」
「今日は女は休みか…」
幼「…」
男「…幼」
幼「…」ﾌﾟｲ
男「ちゃんと謝らないとな… 幼に」
124 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/09(土) 00:11:56.31 ID:6NMdhAyQ0
それから、男は幼と無事仲直りをしたらしい
という、私は…
男と友達として過ごしている
友♀もたまに男友達を紹介してくれる
友♀曰く「紹介しなくても男が寄ってくるんだから不公平」らしい
女「もう冬も終わるね…」
友♀「そうね、少し暖かくなってきた」
女「春になったら遊びに行こう、友♀!」
友♀「あんたがいるとナンパ野郎が寄ってくるからね、考えとく」
女「えー、なんだそれー」
友♀「事実よ」
女「──」ｸｽｸｽ
友♀「──」ｹﾗｹﾗ
終わり
126 : 忍法帖【Lv=9,xxxP】 :2011/07/09(土) 00:13:49.22 ID:zFx0YdFw0
え・・・終わり?
129 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/09(土) 00:16:10.46 ID:EtPpR/XQ0
なんで?
なんで?なんで?
131 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/09(土) 00:17:05.88 ID:WTj0DxnM0
飽きちゃった?乙
134 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/09(土) 00:17:39.38 ID:9waYP+gl0
女いらねえじゃん
胸糞エンドかちくしょう・・・・
136 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/09(土) 00:22:36.64 ID:6nRWWPdyO
切ないね～
乙!
137 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/09(土) 00:26:57.81 ID:x9KtqfR60
いやこういうのもいいよ乙
女はもらっていきますね
150 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/09(土) 00:45:22.89 ID:loo681fD0
これくらいほろ苦い方が俺は好きだ
ともあれ>>1乙!
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