1 : ◆2tw7Ji6IluEW 2013/07/05(金) 17:38:21.77 ID:rkzqJF9v0
~生徒会室~
櫻子「ふぅ~、やっと仕事おわったー」
向日葵「これくらい、普通ですわよ?」
櫻子「えー、だって今日は私と
向日葵しかいなかったしー」
向日葵「それはそうですけど・・・」
櫻子「と言うわけで冷蔵庫オープン!」
櫻子「おー!プリン発見!」
向日葵「ちょっ!?それは杉浦先輩のプリンですわよ!」
櫻子「別にいーじゃん。いただきまーす」パクッ
3 : ◆2tw7Ji6IluEW 2013/07/05(金) 17:42:40.06 ID:KYoYsPcYP
櫻子「ん?これすごくうまい!」
櫻子「なになに?えーっと」
櫻子「『高級手作りプリン、1,500円(税込)』!!!!」
向日葵「ちょっ、それやばいですわよ!?」
櫻子「もう食べちゃったもーん」
向日葵「Oh」
ガラッ
綾乃「ただいまー!仕事は終わったかし・・・ら?」
さくひま「あっ」
5 : ◆2tw7Ji6IluEW 2013/07/05(金) 17:50:18.89 ID:KYoYsPcYP
綾乃「あ、あにょ、大室さんが持ってるのは何かしら?」
櫻子「冷蔵庫にあったプリンですよ」
綾乃「∵」
櫻子「あー、えっと、その」
向日葵「さ、櫻子は悪くありませんわ!」
向日葵「私が強く止めなかったのが悪いんですの」
向日葵「私がなんでもお詫びしますから!」
7 : ◆2tw7Ji6IluEW 2013/07/05(金) 17:56:57.60 ID:KYoYsPcYP
櫻子「え、でも」
向日葵「いいから、櫻子は先に帰って」
櫻子「う、うん、わかった」
ガラッ
綾乃「・・・」ズーン
向日葵「あ、あの、私がなんでもしますから!」
綾乃「えっ?」
9 : ◆2tw7Ji6IluEW 2013/07/05(金) 18:03:28.90 ID:KYoYsPcYP
綾乃(別に古谷さんそこまでする必要ないけど)
向日葵「・・・」ドキドキ
綾乃(でも、面白そうよね)
綾乃「じ、じゃあ・・・」
向日葵「・・・」ゴクリ
綾乃「私の妹になってくれない?」
11 : ◆2tw7Ji6IluEW 2013/07/05(金) 18:08:27.52 ID:KYoYsPcYP
向日葵「え?」
向日葵「そ、それだけですの?」
綾乃「え、えーっと、その通りだけど」
向日葵「ならよかったですわ」ホッ
綾乃(古谷さん、一体何を考えてたのかしら)
13 : ◆2tw7Ji6IluEW 2013/07/05(金) 18:15:27.92 ID:KYoYsPcYP
向日葵「でも、なぜ私が妹なんですの?」
綾乃「だ、だって、私、ずっと一人っ子だったし・・・」
綾乃「私にも妹欲しいなぁって思ったから・・・」
向日葵「・・・わかりましたわ。今日一日杉浦先輩の妹になります」
綾乃「ふ、古谷さん、ありがとう!」
向日葵「でも、姉妹となると言い方も変えないといけないですわね」
綾乃「あ、そういえばそうよね」
15 : ◆2tw7Ji6IluEW 2013/07/05(金) 18:23:06.35 ID:KYoYsPcYP
向日葵「じ、じゃあ」
向日葵「お、おねえ、ちゃん///」
綾乃(なにこれかわいい)
向日葵「お、お姉ちゃんも」
綾乃「え、えっと」
綾乃「ひ、向日葵///」
向日葵(お姉ちゃん、かわいいですわ)
綾乃「意外と恥ずかしいわね、これ」
向日葵「そ、そうですわね///」
16 : ◆2tw7Ji6IluEW 2013/07/05(金) 18:29:18.70 ID:KYoYsPcYP
綾乃「じゃあ、そろそろ帰りましょうか、ふr」
綾乃「じゃなかった、向日葵」
向日葵「そうですわね、お姉ちゃん」
向日葵「ところで、このあとどうするんですの?」
綾乃「うーん・・・私が向日葵の家に泊まればいいんじゃない?」
向日葵「え、大丈夫ですの?」
綾乃「心配ないないナイアガラよ。たまに
千歳と泊まったりしてるし」
向日葵「そうなんですの・・・」
17 : ◆2tw7Ji6IluEW 2013/07/05(金) 18:36:06.58 ID:KYoYsPcYP
~古谷家~
向日葵「ただいまー!」
綾乃「おじゃまします」
向日葵「お姉ちゃん?」
綾乃「あ、ただいま!」
向日葵「……」ニコニコ
綾乃「もう向日葵ってば」
18 : ◆2tw7Ji6IluEW 2013/07/05(金) 18:42:29.18 ID:KYoYsPcYP
向日葵「ところで楓はいないのかしら」
綾乃「楓?」
向日葵「私の妹ですの」
綾乃「向日葵、妹いたのねー」
向日葵「はい、とても賢い妹なんですの」
綾乃「私も会ってみたいわー」
19 : ◆2tw7Ji6IluEW 2013/07/05(金) 18:45:58.71 ID:KYoYsPcYP
向日葵「あら、置き手紙がありますの」
向日葵「なになに?」
楓『お姉ちゃんへ。』
楓『神様からのお告げで今日は家にいちゃいけないって言われたような気がしたから、花子お姉ちゃんの家にお泊まりすることにしたの』
楓『お姉ちゃん、頑張ってなの』
向日葵「なーにが頑張ってじゃですの」
綾乃「向日葵、どうしたの?」
向日葵「あ、楓今日、櫻子の家に泊まるからいないみたいですの」
綾乃「そっかー、それは残念ねー」
20 : ◆2tw7Ji6IluEW 2013/07/05(金) 18:52:05.66 ID:KYoYsPcYP
綾乃「」グー
綾乃「あっ」
向日葵「そういえば、もうそんな時間ですわね」
向日葵「お姉ちゃん、これからご飯作るからちょっと待っててくださいですわ」
綾乃「え、私も手伝うわよ?」
向日葵「気持ちだけで十分ですわ。今日はそんなに大変じゃないので」
綾乃「わかったわ、向日葵」
21 : ◆2tw7Ji6IluEW 2013/07/05(金) 18:57:36.68 ID:KYoYsPcYP
~ごはんができました~
綾乃「うん、これおいしいわ!向日葵、本当にすごいわね」
向日葵「いえいえ、これくらい普通ですわよ」
向日葵「あっ……」
綾乃「どうしたの、向日葵?」
向日葵「いつものクセで嫌いなピーマンいれてしまいましたわ……」
綾乃「お姉ちゃんが食べてあげるわよ」
向日葵「……あ、ありがとう、お姉ちゃん」
23 : ◆2tw7Ji6IluEW 2013/07/05(金) 19:08:30.22 ID:KYoYsPcYP
向日葵「じゃあ、いきますよ」
綾乃「あーん……」
綾乃「うん、おいしい」
向日葵「そうですか……」
綾乃「向日葵、あまり好き嫌いとかしちゃだめよ」
向日葵「はい……」
綾乃「今日はいいけど、頑張って食べられるようにしようね」
向日葵「はい!」
26 : ◆2tw7Ji6IluEW 2013/07/05(金) 19:13:56.57 ID:KYoYsPcYP
(※お風呂は省略されました)
~寝室~
向日葵「あ、あの、お姉ちゃん?」
綾乃「なに?」
向日葵「一緒に寝てもいいですか?」
綾乃「ええ、いいわよ」
向日葵「えへへ……」
28 : ◆2tw7Ji6IluEW 2013/07/05(金) 19:20:34.45 ID:KYoYsPcYP
綾乃「短い時間だったけど、今日はとても楽しかったわ」
向日葵「私も、本物のお姉ちゃんみたいで楽しかったですわ」
綾乃「……ありがとう、向日葵」
向日葵「どういたしまして、お姉ちゃん」
29 : ◆2tw7Ji6IluEW 2013/07/05(金) 19:26:25.88 ID:KYoYsPcYP
向日葵「また、『妹』になってもよろしいですか?」
綾乃「ええ、私はいつでもいいわよ」
向日葵「ありがとう、お姉ちゃん」
綾乃「じゃあ、おやすみ向日葵」
向日葵「おやすみ、お姉ちゃん」
30 : ◆2tw7Ji6IluEW 2013/07/05(金) 19:29:27.76 ID:KYoYsPcYP
~数日後~
向日葵「えへへ、お姉ちゃんってば」
綾乃「もう、向日葵ったら」
イチャイチャイチャイチャ
櫻子「……」
櫻子「
どうしてこうなった」
千歳「なんでやろなぁ」
おわり
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