1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/09 23:30:13 ID:NA5dboQGO
エレン「じゃあ、一回頼む」
サシャ「前払いで」
エレン「ほら」
サシャ「じゃあ、しますか」モグモグ
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/09 23:38:48 ID:NA5dboQGO
サシャ「はい」ブッ
エレン「ありがとうございます! ありがとうございます!」スーハー スーハー
サシャ「次のひと」
アルミン「はい」
サシャ「モグモグ あ」プスー
アルミン「やった! 当たり!」
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/09 23:45:41 ID:NA5dboQGO
サシャ「今日も大漁」ブッ
ミカサ「……サシャ」
サシャ「はい。芋はお餅ですか?」
ミカサ「違う。その、エレンのことでな」
サシャ「お得意様の秘密は守ります。ただし芋の量によりますが」
ミカサ「全部話せ」ドサドサ
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/09 23:55:27 ID:NA5dboQGO
ミカサ「ほぼ毎日……か」
サシャ「一日に何回か来る日もあります」プゥ
ミカサ「エレンはそんなにお前が――ゴニョなのか?」
サシャ「わかりません。直接本人にきいてみますか」
サシャ「私のこと、好きですか?」
エレン「息をはくな。屁だけ出してろ」
サシャ「だそうです」
ミカサ「え、あ、うん」
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/10 00:01:22 ID:NA5dboQGO
ミカサ「だったら、私にもコツを教えてほしい」
サシャ「食べれば出る。それが全てですよ」
ミカサ「いや、普通の女子は屁をこかない。理性が邪魔をする」
サシャ「じゃあ特訓しましょう」
ミカサ「特訓?」
サシャ「その腹筋を押す度に放てるように、体を鍛えましょう」
ミカサ「……わかった!」
サシャ「コーチ料は芋で結構です」ブリッ
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/10 00:10:35 ID:S313AtwVO
ミカサ「くっ……」プ
サシャ「照れない!」ボブゥ
サシャ「朝起きて。訓練を終えて。ベッドに入って。一日の一段落ごとに出すんです」
ミカサ「感謝の一発、か」
ミカサ「腹筋を押す?」
サシャ「条件反射です。腹筋をスイッチと思えばいつでも出せます」ブボッ
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/10 00:16:12 ID:S313AtwVO
エレン「サシャ、ちょっと……」
サシャ「はい。少し一人で訓練しててください」
ミカサ「エレン……」プスゥ
エレン「ん? 今なにか音が」
ミカサ「き、気のせ――ハッ」
サシャ「……行きましょう」
ミカサ「ぐっ…」
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/10 00:29:31 ID:S313AtwVO
ミカサ(なぜ、なぜごまかしてしまったんだ! 私は!)
サシャ「そうやって、恋心もごまかすんですか?」
ミカサ「サシャ……」
サシャ「口と尻。芋が入るとこ出るとこ。そんなに違いますか? 告白も屁も同じ空気です」
ミカサ「……」
サシャ「本当に恥ずかしいのは、自分を虚飾する気持ちじゃないですか?」
ミカサ(そうだ、エレンには全てみせる覚悟をしたはずなのに――!!)
サシャ「……明日も来る。そう言ってました」
ミカサ「!?」
サシャ「訓練、始めましょうか」
ミカサ「はい!」
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/10 00:52:38 ID:S313AtwVO
エレン「話ってなんだ?」
ミカサ「……」ポチッ
プゥ
エレン「え?」
ミカサ「……」ポチッ
ブッ
エレン「まさか、腹筋がスイッチ!?」
ミカサ「エレンのためなら」
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/10 01:10:58 ID:S313AtwVO
~数日後~
エレン「一回、頼む」
サシャ「え、でも――」
エレン「大丈夫だ。ミカサから頼まれた」
サシャ「――はい!」
ブッ
エレン(これが最後……次からはミカサが俺のためにしてくれる)
エレン(俺はなんて幸せ者なんだ!)
エレン(……ありがとうございます)
サシャ「あ、涙……」
エレン「気にするな」
エレン「ちょっと、目にしみただけだ」
おわり
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