アニメSSまとめ速報

火星「あ、地球兄さん、久しぶり!!」

地球「おぉ、誰かと思えば火星か」 

金星「てやwwww明けの明星ビーームwwwwwww」

地球「ちょwww金星姉さん眩しいwwww」

金星「いやー、くそつまらんわー、最近」

地球「だからって、皆と逆向きに回るなんてやり過ぎだと思うよ…」 

金星「むしろなんでおまえら左周りに自転してんだよwwwww」

地球(だから姉さんは結婚出来ないんだよ……)

金星「……今、なんか悪いこと考えてたろ?」

地球「いやいやまさか」

金星「人類滅亡させるぞ」

地球「それだけは勘弁してください美人なお姉様」

金星「お、おま、煽てても何もでねぇぞwwwwww」

地球「 」 

地球「あ!水星兄さん!」

水星「……(ｽｯ」

地球「あぁ、あっという間に隠れちゃった……」

地球(ひきニートだもんな……大丈夫かな兄さん) 

木星「兄ちゃん!兄ちゃん!」

地球「どうした、木星」

木星「木星じゃない、ジュピターって呼んでっていつも言ってるじゃん!」

地球「え……あ、うんごめん、ジュピター(厨二病か」

木星「最近、イオとガニメデの仲が悪くてさ」

木星「エウロパとカリストもそれを見て仲違いしちゃって、まぁ端から見てる分には実に面白い」

地球「……ガリレオ衛星って言いたいのか」 

木星「さっすが兄ちゃんwwwww」

地球「とりあえずおまえ、恋人は一人にしぼっとけよ」

地球(60人近くも寄ってきてるじゃねぇかよ)

木星「えー、別にガリレオ4姉妹以外興味ないんだけどなー」

地球(厨二病でDQNのジュピター……は我が家一番のデブ……)





地球(……なんでモテるんだ!?) 

地球「土星!どうしたんだよ、お前、いつもの輪っかは!」

土星「え?着てるけど?(ﾁﾗｯ」

地球「ちょwww真横から見えてただけかよwwwww」

地球「すまんかった…」

土星「もう、地球兄さんのエッチ……////」 

地球「それにしても、お前また痩せたんじゃないのか?」

土星「んー、どうかなぁ、ちょっと水より軽いくらいだよ?」

地球「馬鹿かお前、俺たち星が水より軽くてたまるかよ」

土星「ヨッ(ﾄﾞﾎﾞﾝ」

地球「!!」

土星「(ﾊﾞｼｬﾊﾞｼｬ」

地球「う、浮いてる……」 

天王星「うわあああんお兄ちゃああああああん!!!」

地球「どうした天王星!って、転んでるし!!」

天王星「もう回りたくないよぉうわあああああん」

地球「ほら、起きろよ!地軸が横倒しで42年も頭に光が当たり続けてるじゃないか」

天王星「うわあああああああああああん」

地球(……ダメだこいつ、早くなんとかしないと) 

海王星「にぃにぃ」

地球「お、海王星、どうした?不満そうな顔して」

海王星「なんかね、最近ね、トリトンさんっておじさんがね、こっち近付いてくるの」

地球「なん…だと…?」

地球「おいこらトリトン!おま、近付きすぎだろふざけんなｺﾞﾗｱ!」 

トリトン「ﾌﾋﾋwww良いではないかwwwww良いではないかwwwwww」

地球「いてまうぞﾜﾚｴ!」

トリトン「えー、でも物理法則には逆らえないしーもう落下しちゃってるしー」

トリトン「何より海王星ちゃんに惹かれちゃうしーwwww」




地球「あ、もしもし、銀河警察ですか?」

トリトン「!!」










火星(通報した……) 

地球「お、おい!お前はもしかして!7年前に家出した冥王星じゃないか!?」

冥王星「……ち、違います」

地球「いや、冥王星なんだろ?そうだろ?」

地球「それに隣にいるのはカロンじゃないか!そうなんだろ!?」

カロン「……私たちは準惑星家で生まれました。惑星家のあなたには関係ありません」

地球「関係ないなんて言ったって、でも……」 

冥王星「……あなたには分からないでしょう」

冥王星「“お前は惑星では無かった”と告げられた時の私たち気持ちが」

地球「冥王星……」

地球「確かに、お前たちを双子惑星だと可愛がっていたくせに、見捨てるようなことになってすまなかったと思う」

地球「でも、俺はお前たちに出会えて良かったと思ってる」

冥王星「な、なにを見え透いた嘘を……」

地球「嘘じゃない」 

金星「てやwwwwwww宵の明星ビーームwwwwwwwww」

地球「姉さんは黙ってて!!!」

金星「 」 

地球「お前たちが9つ目の惑星として迎え入れられた時……俺は嬉しかった」

地球「世界中が歓喜したんだぜ?」

カロン「嘘だ!」

地球「嘘じゃない」

カロン「水星兄さんが、喜んでいたはずなんてない!!」

地球「そそそそんな訳ないだろ!涙を流して喜んでたさ!」

冥王星「……目が泳いでますけど」 

冥王星「もう私たちには構わないで」

地球「おいまて!待ってくれよ!!おい!!」

冥王星「待てません……私たちには、マケマケやハウメアたち……準惑星家の兄弟たちがいるのです」

地球「し、しかし、お前たちだって本当は……」

カロン「私たちは……もう惑星ではないのですから」
冥王星「さようなら……地球兄さん」

地球「待ってくれ!冥王星!カロオオオオン!!!」 

月「泣いてるの?地球」

地球「……なんでもないよ」

月「……大丈夫よ、きっと」

地球「え?」

月「あの子たちだって、きっとうまくやっていくわ」

地球「……そう、だな」

月「それに、私は……」

月「私は、ずっとあなたのそばにいるから」 

地球「月……ありがとう」

地球「そうだな、俺がしっかりしないと」

地球「またいつの日か、新しい家族が増えた時のためにも」

月「うふふ」




地球「さーて!」



地球「今日も、回るか」







完