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アニメSSまとめ速報

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女「デートをしましょう」男「しないけど」

1 : ◆VjCnOYG8L2 2013/10/14(月) 12:14:00.59 ID:8XpIgHgDO






女「えっ」 

男「えっ」 

2 : ◆VjCnOYG8L2 2013/10/14(月) 12:16:02.79 ID:DzZae3cco

女「な、なぜです?」 

男「なぜってお前……俺の出不精を舐めてるだろ」 

女「胸を張るようなことではありません」 

男「寝っ転がってるから胸の張りようもないけどな」ハッハッハ 

女「別に笑うようなことでもありません」 

3 : ◆VjCnOYG8L2 2013/10/14(月) 12:16:36.78 ID:8XpIgHgDO

女「も、もう一度言いますよ?」 

女「今日はデートをしましょう。してください」 

男「お断りします」 

女「なー」 

男「どうしてもう一度言ったんだ?」 

女「きちんと耳に届いておらぬ可能性を考慮してですね」 

男「耳には届いてるよ」 

女「ふふっ。さしづめ、心には届いておらぬというところですか」ドヤァ 

男「どや顔やめろ」 

女「…………心には……届いておらぬという…」ズーン… 

男「自分の発言で滅入るなよ」 
4 : ◆VjCnOYG8L2 2013/10/14(月) 12:17:59.52 ID:DzZae3cco

女「今日は祝日でございます」 

男「そうだな」 

女「お休みの日にすることといえばそれはもう!」 

男「寝るに限るな」ゴロー 

女「そ、それはデートの最後がよいかと」 

男「?なに照れてんだお前」 
5 : ◆VjCnOYG8L2 2013/10/14(月) 12:18:38.66 ID:8XpIgHgDO

女「こほんこほん」 

女「違います。デート一択です」 

男「そんなまさか」 

女「ごく一般的なカップルの、ごく普通の休日の過ごし方では…」 

男「だれがごく一般的なカップルだって」 

女「えっ」 

男「えっ」 

女「それはそのっ……えと、わ、わた……」 

男「照れんなキモい」 

女「辛辣ですね」 

男「寝起きだから」 

女「あ、あー」 
6 : ◆VjCnOYG8L2 2013/10/14(月) 12:19:26.20 ID:DzZae3cco

女「朝はつらいですね。分かります」 

男「うん……」 

男「、とりあえず…コーヒーが飲みたい」 

女「起き抜け一杯ですね」 

男「酒か」 

女「実はもうご用意ができております」コト 

男「気が利く」 

女「えっへへ」 

男「頂きます」 

女「頂きください」 
7 : ◆VjCnOYG8L2 2013/10/14(月) 12:20:17.58 ID:8XpIgHgDO


ズズ… 


男「…」ハー… 

女「一応、朝食にと、サンドイッチなど作ってありますので」 

男「手際がいいなぁ」 

女「えへへ。これなら朝に弱くとも食べ易いですよね?」 

男「よく考えてくれてるし」 

女「それに、いざとなればデートに持って行くこともできますので!」 

男「計画的な犯行だな」 

女「??まだなにも犯していませんよ?」 

男「いままだって言った?」 

女「うーぷす」 
8 : ◆VjCnOYG8L2 2013/10/14(月) 12:20:59.65 ID:DzZae3cco

女「そ、そんなことより」 

男「はあ」 

女「はい。今日はよいお天気ですゆえ。お布団を干しましょうか」 

男「な、俺を殺す気か」 

女「まさか。死ぬときは一緒です」 

男「なにきみこわい」 
9 : ◆VjCnOYG8L2 2013/10/14(月) 12:22:09.85 ID:8XpIgHgDO

男「待て。布団を干したりしたら、俺はその間この部屋でどうやって生きていけばいいんだ」 

女「以前、床はひんやりとして気持ちがよいと仰っていたと記憶していますが」 

男「この季節にそんなことしたら凍死するわ」 

女「あるいは私の体は暖かく抱き心地がよいと仰っていたとも記憶していますが!」ハアハア 

男「うん。とりあえずお前の部屋に行って布団借りるわ」ズルズル 

女「ちっ」 

男「舌打ちはやめよう」 
11 : ◆VjCnOYG8L2 2013/10/14(月) 12:23:09.28 ID:DzZae3cco

女「しかし過去にそう発言された、ということは、否定しないのですね?」 

男「ノーコメントで」 

女「ふふっ」 

男「……布団借りるぞ」 

女「どうぞどうぞ」 

男「……」ハア 

女「~♪」 
16 : ◆VjCnOYG8L2 2013/10/14(月) 23:30:25.81 ID:zoTUMjA7o

女「えいっ」ポスン 

男「重い」 

女「ふふっ、愛ゆえにですよ♪」 

男「お前の愛は質量を持つのか」 

女「ものの例えでございます。とはいえ愛は超越論的でありますので、まあ、質量を持つともいえるし、持たぬとも――」

男「スケールでけぇ」 

女「とても好きです」 

男「簡潔」 
17 : ◆VjCnOYG8L2 2013/10/14(月) 23:31:56.97 ID:8XpIgHgDO

女「朝の家事は片づけてしまいましたので。少しのんびりとしましょうか」 

男「そうだな」 

女「はい」ニコニコ 

男「……」ゴロゴロ 

男「デートはもういいのか?」 

女「ふふ」 

女「世間では、お布団デートなるものも、あるそうですよ?」 

男「……ポジティブだな」 

女「唯一の取り柄です♪」 

男「あ、そ」 
18 : ◆VjCnOYG8L2 2013/10/14(月) 23:32:36.07 ID:zoTUMjA7o

女「というわけで、これはどうやらデートということになりそうです」 

男「そうか」 

女「そうなのです」 

男「うん…まあ……好きに考えればいいと思うよ」 

女「いま好きと仰いましたか?」ピクッ 

男「言った。言ってない」 
19 : ◆VjCnOYG8L2 2013/10/14(月) 23:33:10.60 ID:8XpIgHgDO

女「ふふ。なにも照れることなどありませんのに」 

男「照れてねえよ」 

女「私も好きですよー!」 

男「聞いてないし声も大きいよ」 

女「胸も大きいです!!」 

男「知らん」 
20 : ◆VjCnOYG8L2 2013/10/14(月) 23:33:42.00 ID:zoTUMjA7o

女「むぅ……積極的なアピールが功を奏しませぬ」モミモミ 

男「積極性がいつだっていい方に作用すると思うなよ。あと自分で自分の胸を揉むな」 

女「揉みます?」 

男「揉まない」 

女「なにも恥ずかしがることはありませぬ」 

男「お前は少し恥を知ろう」 

女「そンときの恥はかき捨てろと。わたくし幼少の頃からお姉様より教わっておりますので」 

男「死ぬほど応用が効きそうなことわざだなぁ」 
21 : ◆VjCnOYG8L2 2013/10/14(月) 23:34:32.45 ID:8XpIgHgDO

男「恥じらいもときには必要だって……」ゴロン 

女「男様がそう仰るのであれば……は、恥じらいですね。頑張ってみます」 

男(頑張って獲得するものではないと思うんだが)ゴロゴロ 

女「では恥ずかしがってみますので胸を触って頂けますか?」 

男「触らねえよ。なんだお前」 

女「あなたの彼女です」 

25 : ◆VjCnOYG8L2 2013/10/15(火) 15:19:30.66 ID:ADU75yBFo

女「つかぬことを伺いますが」 

男「なんでしょう」 

女「抱き着いても構いませんか?」 

男「構います」 

女「かまってくれるんですか!やったぁ!」 

男「しくった」 
26 : ◆VjCnOYG8L2 2013/10/15(火) 15:22:22.40 ID:VlsODyPDO

女「では失礼して……うへへ」 

男「下卑た笑いはよせ」 

女「さすがにそんな罵詈は初めて言われました」ゲビタッテ… 

男「さすがに俺も初めてだよ」 

女「あっ……で、では、お互い初めてだったということでっ…//」 

男「はよ病院行け」 

女「い、いやですね。さすがにまだ妊娠の心配はありませんよー」 

男「あー冗談が通用しなーい」 

女「あでも、……あなたが望まれるのなら、その……ごにょごにょ」 

男「うん。まだ学生だからそういう話はよそうか」 
27 : ◆VjCnOYG8L2 2013/10/15(火) 15:27:07.32 ID:ADU75yBFo

女「ほう」 

女「ではでは、学生が終われば――…?」 

男「さあな」 

男「とりあえず、いまのところ俺に大学を卒業する予定はないし」ゴロン 

女「『できる予定』の間違いでは」 

男「よけいなお世話だい」 

女「ふふふ」 
28 : ◆VjCnOYG8L2 2013/10/15(火) 15:27:49.09 ID:VlsODyPDO

女「いつの間にか同じ学年になってしまいましたからね。しっかりしてください」 

男「すいません」 

女「私と(近い将来できるだろう)お腹の子のためにも、頑張って働いてくださいね♪」フフフフ… 

男(アカン) 
29 : ◆VjCnOYG8L2 2013/10/15(火) 15:28:36.63 ID:ADU75yBFo

女「と、まあ」 

女「そんな冗談はさておき」 

男(どこからどこまでがそうだったのかが重要だと思うんだが) 

女「二度寝やお喋りのうちに気づけば午後三時です。おやつの時間ですから、なにかご用意しましょう」 

男「落差激しいなぁ。急に可愛いなおい」 

女「! いま可愛いと仰いましたかなっ!?」 

男「うん」 

女「あっ…あ、はい」 

男「照れるなら言うなよ」 

女「あうー……」 

男(可愛い) 
30 : ◆VjCnOYG8L2 2013/10/15(火) 15:29:14.51 ID:VlsODyPDO

女「ち、昼食も取り損ねましたゆえ。ホットケーキなどが、お腹の具合からしても、ちょうどいいかなって」 

男「いいな」 

女「そうですか。ではさくっと作っちゃいますよー」オー 

男「まあ出来はふわっとの方がいいけどね」 

女「ふわっと」 

男「ふわっと」 
31 : ◆VjCnOYG8L2 2013/10/15(火) 15:30:07.82 ID:ADU75yBFo

女「できましたー」パンパカパーン 

男「おお。ふわふわだ」 

女「会心の出来です」フンス 

男「おいしい」パクパク 

女「愛が主成分ですので♪」 

男「ふつう隠し味くらいにしとくもんじゃないか?」 

女「隠しきれないのです♪」フフー 

男「恥じらい恥じらい」 

女「そんな話もありましたね…」 

男「そんな話って…」 
32 : ◆VjCnOYG8L2 2013/10/15(火) 15:30:58.38 ID:VlsODyPDO

女「ふむ?しかし考えてみれば、私の愛と恥じらいとは、併存しうるのでしょうか。本質的に相容れぬ性質のもの同士なのでは」 

男「そうかもな」モグモグ 

女「…だとすると、もし恥じらいを持つことを求められれば、」 

女「――私はあなたへの愛を捨てなければなりませぬ」 

男「……」モグモグ 

女「愛ゆえに愛を捨てる、ですか。そんなことは可能でしょうか。ですが愛に叶わぬ行いを選びつつ愛を自称することもまた恥知らずなことですし――」 

男「うめぇ」モグモグ 
33 : ◆VjCnOYG8L2 2013/10/15(火) 15:31:33.11 ID:ADU75yBFo

女「あ、おいしいです?」 

男「うん。お前、だいぶ上達したよな。もう俺より料理上手だよ」 

女「いえいえ、私の腕などまだまだで…」 

女「で、ですが、あなたのために、が、頑張りましたから……そう言って頂けると、その……嬉しい、です…えへへ」 

男「よかったな」 

女「よかったです!」ハイッ 
34 : ◆VjCnOYG8L2 2013/10/15(火) 15:32:15.54 ID:VlsODyPDO

女「…、??」 

女「はて。私は先ほどまで、なにごとか思い煩っていたよーな…?」 

男「気のせいだろ」 

女「気のせいですか!」ペカー 

男「うん」 
35 : ◆VjCnOYG8L2 2013/10/15(火) 15:33:08.76 ID:ADU75yBFo

男「まあ、いらないとは言わないけど、あったらあったで、お前らしくないし、悩むようなことじゃなかったな。うん」 

女「??なんの話です?」 

男「なんでもないよ。ほら、お前も食べろよ」アーン 

女「あ、はい。…!?あ、あーんしてくれるのですかっ」 

男「餌付け的な」 

女「あ、まあそれでも嬉しいです。あーん。ぱく」 

女「……ふふっ、おいしいですー♪」ングング 

男「自分で作ったくせに…」 

女「♪」ムフー 
40 : ◆VjCnOYG8L2 2013/10/15(火) 21:19:36.80 ID:resMooC5o

男「明日には台風が来るそうな」 

女「つまり合法的に家に二人でひきこもれるわけです!」 

男「いまのこれは非合法なのか」 

女「まだ法的に間柄を承認されたわけではありませんので」 

男「それもう台風関係ないよね」 
41 : ◆VjCnOYG8L2 2013/10/15(火) 21:22:30.51 ID:VlsODyPDO

女「実はこんなおたよりが届いております」 

男「ラジオか」 

女「電波を受信しまして」 

男「おたよりもパケットに分割される時代かー」 


>もうお前らは結婚しろよ。祝ってやる 


男「…」 

女「…」// 

男「これただのお前の妄想じゃねえか」 

女「妄想もやがて実現すれば妄想ではありません」フフッ 

男「すごい。すごい壊滅的な説明なのに、なんで説得力を感じるんだろう」 

女「ラヴプァウァーです」 

男「発音うっぜぇ」ガシ 

女「ぱぁうあー」アー 
42 : ◆VjCnOYG8L2 2013/10/15(火) 21:25:17.18 ID:resMooC5o

女「ということで、えへへ。結婚しましょーか」 

男「どういうことだよ」 

女「遅いか早いかの違いです」 

男「それが人生を変えると思うんだけど」 

女「変わることを恐れてはなりません」 

男「素敵な台詞だね」 
43 : ◆VjCnOYG8L2 2013/10/15(火) 21:26:36.24 ID:VlsODyPDO

男「そんなことはさておき」 

女「あれっ、一世一代の告白がそんなことなんて扱いです?」 

男「お前、一日一回はプロポーズしてくるだろ。なにが一世一代だそんな話題はこうだ」ポーイ 

女「ああっ、わ、私の想いをぽい捨てしないでくださいー」バッ ガシー 

女「うきゅっ」ドサッ 

男「なにやってんだ」 
44 : ◆VjCnOYG8L2 2013/10/15(火) 21:28:50.37 ID:resMooC5o

男「…えー、そんなことより」 

女「はう…は、はい」サスサス 

男「買い物。行くか。面倒だけど。台風が来るなら、いまのうちに行っておかないとな」 

女「あ…それもそうですね。そうしましょうか」 

男「うん」 
45 : ◆VjCnOYG8L2 2013/10/15(火) 21:29:25.37 ID:VlsODyPDO


 
 
 


女「♪」 

男「楽しそうだな」 

女「えへへ。お布団デートも大変よいものですが、やはり普通にお出かけするのも、またよいのです」 

男「そうなんだ」 

女「そうなのです」シャク 

女「?おおっ。落ち葉の上を歩くと、なんだか素敵な音がしますね…」シャクシャク 

男(子どもか) 
46 : ◆VjCnOYG8L2 2013/10/15(火) 21:30:04.31 ID:resMooC5o

女「すっかり秋ですねー」 

男「そうだな」 

女「冬になるのも、もうすぐです」 

男「そうだな」 

女「一年もあっという間です」 

男「うん」 

女「好きです」 

男「ありがとう」 

女「それだけですか?」 

男「わりと聞き慣れているので」 

女「ちっ、です」 

男(あざとい) 
47 : ◆VjCnOYG8L2 2013/10/15(火) 21:30:33.97 ID:VlsODyPDO

女「聞き慣れられてしまいましたか…」 

男「残念でした」 

女「いえ。まあそれだけ好きを伝える機会に恵まれ、恵まれたこと自体が恵まれていて、なおいえば慣れていらっしゃるということは、実際にそれは伝わっているのだという証左にもなりましょうから、よしとしましょう」フフフフ… 

男(ポジティブの名に恥じない病みっぷりだな。うむ)コワイ 

女「とって食べたりはしませんので、ご安心ください♪」 

男「当然のように心を読むのはやめてくれるかな」 
48 : ◆VjCnOYG8L2 2013/10/15(火) 21:31:17.50 ID:resMooC5o

女「ふふっ。しかし誤解を恐れずにいえば、本当はなにも残念なことはないのです」 

男「?」 

女「本当に好きなだけですから。そう脈絡もなく口にしてしまうのは、ただ、なにをしていてもそう考えてしまうだけのことなのです」 

男「……」 

女「……」ニヘ 

男「そうですか」 

女「そうなのですー」ニヘー 

男「それはよかった」ブニ 

女「むひゃ…」ムニ 

女「な、なんひぇひょっぺをひゅまみゅんれふ?」 

男「なんとなく」ブニー 

女「あうぁー」 
54 : ◆VjCnOYG8L2 2013/10/16(水) 19:35:29.60 ID:x6KM3btEo

女「お鍋はまだ早いですかね?」 

男「いいんじゃないか。簡単だし」 

女「作るのは私ですが」 

男「お前のことを思ってな」 

女「そんな嬉しいことを外で言わないでください。イってしまいます」 

男「どこに?」 

女「トイレに行って来ます」 

男「はい」 
55 : ◆VjCnOYG8L2 2013/10/16(水) 19:40:42.75 ID:4yAd4C0DO

女「お待たせ致しました」ハフー 

男「はい」 



男「鍋にするならこたつを出さないとな」 

女「冬モードですね」 

男「まぁ年中冬眠してるようなもんだけどな、俺は」 

女「そうですね」 

男「否定してくれよ…」 

女「ふふっ」 
56 : ◆VjCnOYG8L2 2013/10/16(水) 19:46:00.32 ID:x6KM3btEo

女「お世話のし甲斐があるというものです」フンス 

男(お世話…) 

女「老後もお任せください♪」 

男「まだ成人して間もないんだが」 

女「死ぬときは一緒ですよ♪」 

男「それは一日に二度いうような台詞じゃないよ?」 

女「恋は戦争でございます」 

男「だれと戦ってんだ」 
57 : ◆VjCnOYG8L2 2013/10/16(水) 19:53:59.58 ID:4yAd4C0DO

女「白菜」 

男「はい」 

女「えのき」 

男「はい」 

女「しらたき」 

男「あ、俺はくずきりの方が好きだな」 

女「どちらも入れるとよいのではないでしょうか」 

男「賢い」ナデナデ 

女「えっへへー♪」 
58 : ◆VjCnOYG8L2 2013/10/16(水) 19:58:59.99 ID:x6KM3btEo


「ありがとうございましたー」 


ガサ 


女「うー…この時間は冷えますねー……」ブル… 

男「そうだな」 

女「……」ハー 

女「おおっ、息が白うございます」キャッキャッ 

男(子どもだな)ウン 
59 : ◆VjCnOYG8L2 2013/10/16(水) 20:05:44.31 ID:4yAd4C0DO


てくてく 


女「……」 

女「あの」 

男「ん?」 

女「…結局」 

女「かまっては頂けたのですが、抱き着かせては頂いておりませぬ」 

男「……」ガサ 

男「そうだっけ」 

女「そうなのです」コクコク 
60 : ◆VjCnOYG8L2 2013/10/16(水) 20:08:47.38 ID:x6KM3btEo

女「……」ジー 

男「…」 

男(まさか…ここで抱き着かせろなんて言うつもりじゃないだろうな) 

女「…」ジッ 

男「…」…ハア 

女「じー」 

男「声に出てるぞ」ペチ 

女「にゃうっ」 
61 : ◆VjCnOYG8L2 2013/10/16(水) 20:10:48.63 ID:4yAd4C0DO

男「……」 

男「……」ハア 


パシ 


女「……、…」 

男「手でがまんしろ」 

女「……、ふふ」 

女「がまんなんて、とんでもない。大満足でございます」 

男「そりゃよかった」 

女「はいっ♪」ギュー 

男「痛いです」 

女「♪」ムフー 

男(楽しそうでなにより) 
65 : ◆VjCnOYG8L2 2013/10/16(水) 23:04:26.35 ID:kcOT2Y88o

女「ふと」 

男「はい」 

女「手でがまんしろという台詞は、なんだかえっちですよね」 

男「死ね」ガッ 

女「おっと。そうかんたんには離しませんよ」ガシー 

男「だれかたすけてー」 

女「ぐへへー」 
66 : ◆VjCnOYG8L2 2013/10/16(水) 23:05:43.09 ID:4yAd4C0DO


ガゴン 


女「……ぉぅ……」シュゥゥ… 

男「ったく」 

女「…ふふっ……しかし……愛を介せば、この痛みもなんだか悪くありませぬ…」フフフフフ… 

男「勝手に介さないでください」 

女「もちろんです。受け取った愛は一生返しませんよ♪」 

男「うーんこの」 
67 : ◆VjCnOYG8L2 2013/10/16(水) 23:07:00.88 ID:kcOT2Y88o



男「お前は変わらないなあ」 

女「へ?」 

男「ぶれないというか、どこまで行っても変態だよな」 

女「ほめられました!」ペカー 

男「うん。いまのを一発で褒め言葉だと受け取るのはお前ぐらいだよ」 

女「またほめられました!?」ペカカー 

男「はいはい」ペチペチ 

女「にゃうっ」 
68 : ◆VjCnOYG8L2 2013/10/16(水) 23:07:57.51 ID:4yAd4C0DO

女「……えへへ」サスサス 

男「この変態」 

女「…ふふ」ニヘラ 

女「でも、そんな変態のことが好きなのでしょう?」 

男「……」 

女「……」ニヘー 

男「……」ハア 

男「まあな」 

女「えへへ♪」 
69 : ◆VjCnOYG8L2 2013/10/16(水) 23:09:36.36 ID:kcOT2Y88o

女「でも私の好きの方が、あなたの好きよりもっともーっと大きいんですからね!」フフー 

男「そうですか」 

女「あれっそこは張り合うところじゃないですっ?」 

男「べつに」 

女「(´・ω・`)」アレー? 

男(可愛い) 
70 : ◆VjCnOYG8L2 2013/10/16(水) 23:10:47.89 ID:4yAd4C0DO


ポン 


女「?んにゃ…」 

男「俺はまあ、ほら。……元々、やる気のない人間にしては、お前には、頑張って感情的になってる方だから。それで勘弁してくれ」 

女「……」 

女「……」// 

女「勘弁なんて…とんでもない。あなた様にそこまで言って頂けるなんて、本当に、光栄でございます」 

男「そっか」 

女「はい。思わずイってしまいそうなくらいに、光栄です」 

男「台無しだよ」 

女「んっ……あっ…」ビクビクッ… 

男「はよトイレ行け」ゲシッ 

女「ああんっ」 
71 : ◆VjCnOYG8L2 2013/10/16(水) 23:12:14.12 ID:kcOT2Y88o

女「も、もう、…ここまで来れば、家のトイレが近いですかね…」ハア… 

男(本当に行くのかよ) 

女「さ、先に戻りますね。お気になさらず、のんびり帰って来てください」 

男「言われるまでもない」 

女「…!」ハッ 

女「というか――そもそも家に着いてしまえば、もうなにもがまんすることはないのでは!?」ズガーン 

男「しろよ」 

女「します!」ハアハア 

男「がまんをね?」 
72 : ◆VjCnOYG8L2 2013/10/16(水) 23:12:52.03 ID:4yAd4C0DO

女「で、ではまたあとで…」タタタ… 

男「はいはい」 



男「……俺、あいつと付き合って本当によかったんだろうか……」 

男「……」 

男「……もう終わったかな……帰るか」 

男「なんだろうこの虚しい気持ち……」 
73 : ◆VjCnOYG8L2 2013/10/16(水) 23:13:44.25 ID:kcOT2Y88o


ガチャ 


男「ふう……寒かっ――」ガサ 

女「えいっ」ガバッ 

男「あー」 

女「あー」 


ドサッ 

74 : ◆VjCnOYG8L2 2013/10/16(水) 23:14:16.09 ID:4yAd4C0DO

男「……」チーン 

女「えへへ。ごめんなさい。大丈夫ですか?」 

男「…俺に人一人を受け止めるような力を期待するなよ……」イテテ 

女「いえ。それはべつに期待しておりませぬ」 

男「なにそれひどい」 

女「ふふっ♪?」 
75 : ◆VjCnOYG8L2 2013/10/16(水) 23:14:45.93 ID:kcOT2Y88o

男「重い」 

女「愛ゆえに、です」 

男「そうだったな」 

女「そうなのです」 
76 : ◆VjCnOYG8L2 2013/10/16(水) 23:15:16.69 ID:4yAd4C0DO

男「で…なんだ、帰ってくるなり」 

女「まだ抱き着いておりませんでしたので」 

男「もはや飛びかかるだったけどな」 

女「愛ゆえにです!」フンス 

男「もうキミそれ言えばなんとかなると思ってるよね?」 
77 : ◆VjCnOYG8L2 2013/10/16(水) 23:15:47.39 ID:kcOT2Y88o

女「バネ仕掛けの愛ですね」 

男「すごく移り気しそうだな」 

女「ホーミングの機能がありますのでご心配はいりません」 

男「なにその無駄な高性能。バネの方を改善しろよ」 
78 : ◆VjCnOYG8L2 2013/10/16(水) 23:16:38.20 ID:4yAd4C0DO

男「…」 

女「…」ニヘラ 

男「…言っとくけど、なにもしないからな」 

女「あら。それは残念でございます」 

男「残念でした」 

女「ふふっ。まあ寝込みを襲えばよいだけですし」ボソ 

男「そんなことしたら燃やすぞ」 

女「!?」ナニヲデス!? 
79 : ◆VjCnOYG8L2 2013/10/16(水) 23:17:10.94 ID:kcOT2Y88o

女「じ、冗談ですよぅ。え、えへへ」 

男(本当だといいなぁ) 

女「そ、そんなことより、ですね。こほん」 

男「はあ」 
80 : ◆VjCnOYG8L2 2013/10/16(水) 23:18:03.38 ID:4yAd4C0DO


女「おかえりなさい」 

男「……あ、うん。ただいま…」 

女「はい♪」 

81 : ◆VjCnOYG8L2 2013/10/16(水) 23:18:38.90 ID:kcOT2Y88o


すたっ 


女「えへへっ」 

女「これで十分幸せですから」ニコ 

男「そっか」 

女「はい♪」 



男「それもそうだな」 

女「? なにか仰いましたかー?」 

男「なんでもないよ」 
82 : ◆VjCnOYG8L2 2013/10/16(水) 23:19:09.00 ID:4yAd4C0DO

女「そうですかー」 

女「ではっご飯を作りましょう♪おこたの準備はまかせましたよっ」 

男「え、やだ」 

女「即答です」 
83 : ◆VjCnOYG8L2 2013/10/16(水) 23:19:38.98 ID:kcOT2Y88o

女「そ、そんなぁ…ご飯も幸せも、二人で一緒に成した方がよりよいものになりますよっ」 

男「……その二つを比較するのはどうかと思うが……」 

男「…まあ……うん…じゃあ、努力はしてみよう」 

女「よ、よろしくお願いします。不安極まりないですが」 

男「失礼な」 

女「どうかご自分の発言を振り返りください」 
84 : ◆VjCnOYG8L2 2013/10/16(水) 23:20:57.85 ID:4yAd4C0DO

女「では、おいしいご飯のためにー。おー」 

男「おー」 

女「えっへへ。頑張りましょう!」ニパ 

女「…二人で協力して、幸せな家庭を築きましょうねっ…♪」ボソ 

男「さり気なく不穏な台詞で締めようとしないでくれるかな」 

女「てへ?子どもは何人がいいですか!?」 

男「お前一人で手いっぱいだよ」 




・・・・・おしまい 

85 : ◆VjCnOYG8L2 2013/10/16(水) 23:23:06.20 ID:kcOT2Y88o
オチとかないけどこれで終わり。読んでくれた人はありがとう
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/16(水) 23:37:54.00 ID:oeMNWmaQo
おつ面白かった
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/10/16(水) 23:56:22.51 ID:DDrARlTI0
おつおつ 
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