1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/20 16:17:47 ID:673aXa3I0
咲「や、ひゃっ、そんなぁ、ダメだよ……」zzz
和「……」
咲「…うっ…」ビクッ
むくり
咲「…ふぁ~……」ノビ
2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/20 16:18:43 ID:673aXa3I0
和「お、おはようございます、よく寝てましたね」
咲「あっ…原村さん……」
和「……」
咲「あの……私何か、寝言とか、言ってなかった、かな……」
和「……」
咲「……」
和「宮永さんは須賀君の事が好きなんでしょうか」
咲「ふぇっ!?そそそそそそんな私と京ちゃんは、その、えっと……」
和「私は須賀君の事が好きです」
咲「そ、そんな事……え?」
和「貴方には渡しません」
3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/20 16:19:32 ID:k8BElGlM0
ほう
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/20 16:22:34 ID:wGAzm4BgO
京和か
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/20 16:30:11 ID:68fSqQej0
タコスは犠牲となったのだ
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/20 17:12:56 ID:Va7ivFzW0
咲「冗談、だよね?」
和「生憎冗談ではありません」
咲「そんなそぶり、人前じゃ一度だって示さなかったじゃない」
和「あいにく優希ほど押しが強くないんですよ」
咲「エッチな目で見てくる京ちゃんのこと、白い目で見てたでしょ?」
和「ふふ、あれはただのポーズですよ」
咲「添い寝をするくらい、私にべったりだったよね?」
和「私、バイですから」
咲「…何が狙いなの?」
和「人の欲しがるものを欲しがっちゃう性分なんですよ、私」
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/20 17:20:00 ID:Va7ivFzW0
咲「えと…もう一度だけ言うよ。冗談で言ってるんだよね?」
和「いいえ」
咲「冗談って言ってよ、和ちゃん」
和「それは出来ません」
咲「冗談だって言って欲しいな」
和「言って欲しいですか?」
咲「…当たり前だよ」
和「なら、言ってあーげない」
咲「…冗談って言いなさいよ!」
和「ふふ…怒っちゃう咲さんってかわいいですね」
咲「ふざけないでよ!」
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/20 17:28:29 ID:Va7ivFzW0
和「きっと須賀君も、そんなあなたが可愛いって思うから気に掛けてるんですね」
咲「…そんなの当たり前だよ」
和「随分な自信ですね」
咲「中学の3年間、京ちゃんと離れるだなんて片時もなかったんだもん」
和「ああ、なるほど」
咲「だからね、和ちゃんが入り込む余地なんてないんだよ」
和「…果たしてそうでしょうか?」
咲「あ”?」
和「関係の深さは、必ずしもそれが継続した期間とは比例しないものですよ」
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/20 17:38:18 ID:Va7ivFzW0
咲「そんなこと、ないもん!」
和「そういうこともあるんですよ、咲さん」
咲「それは…和ちゃんが転校続きだったことと関係あるの?」
和「ええ。親しくなっても、離れ離れになってしまえばそれで終わった事もありましたから」
咲「でも、阿知賀女子の高鴨さんたちとは再会出来たじゃない」
和「ああいうことは稀ですよ。少なくとも、私の生きてきた16年間では」
和「それでも離れ離れになって、疎遠になってしまった過去は事実なんです…あなたとお姉さんのように」
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/20 17:43:21 ID:uP+49fwg0
うばいあえー
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/20 17:51:55 ID:Va7ivFzW0
咲「でもそれは、あなたとあの人たちのものとは違うよ?」
和「そうでしょうね。ですが血の繋がった家族であっても、すれ違いはするんですよ?」
咲「……」
和「私とお父さんもそうでした。インハイで優勝出来なければ、皆と離れ離れにされてました」
和「麻雀の楽しさを、今もこうして誰かと分かり合うことも出来なかったでしょう」
咲「…和ちゃん」
和「ですから咲さん。須賀君への想いも、二人で分かち合いませんか?」
咲「は?何言ってんの?」
和「彼はスケベな所がありますが、頼みごとは何だかんだで断らずにきっちりこなす人です」
咲「うん…まあそうなんだけど」
和「優希の破天荒ぶりにもめげない人なんて、そう多くはありません」
咲「だろうね」
和「それに、私達がひたすら麻雀を打っていられたのも彼がいたからです」
咲「うんうん」
和「ですから須賀君をねぎらう為にも、私は彼の為に一肌脱がなければならないのです」
47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/20 18:03:25 ID:Va7ivFzW0
咲「…そんなのダメだよ」
和「止めるんですか?彼が望むのは私のような体形の女性なのに、それを阻むんですか?」
咲「それでも!」
和「彼の為を想うなら、どうか私の意を汲んでくださいよ」
咲「絶対に嫌!」
和「何故?」
咲「京ちゃんの側には、私だけがいればいいの!私でないといけないの!」
咲「私は彼の望みを、どんな事をしてでも叶えてみせる…けど、他の誰かに叶えさせたりはしない!」
咲「…そんなの、私は絶対許さないんだからぁ!」
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/20 18:21:59 ID:Va7ivFzW0
和「…咲さんのお気持ちはよく分かりました。今回は身を引きましょう」
咲「…お礼は言わないよ。京ちゃんは誰にも渡さないんだからね」
和「そうですか」
咲「それじゃあ私、京ちゃんと一緒に帰るから」
和「道に迷わないよう、どうか気をつけてくださいね?」
咲「余計なお世話だよっ。第一学校で迷ったりなんかしないし!」
和「…確かに身は引きましたよ、今回は」
67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/20 18:31:31 ID:Va7ivFzW0
咲(まったくもう…和ちゃんも人が悪いよ)
咲(京ちゃんはちょっと色々足りてないから、私以外の誰かが好きになるだなんて有り得なかったはずなのに)
咲(ふふ…京ちゃんには私がいないとダメなんだから)
咲(私だけが、彼を愛してあげられるんだから)
咲(…京ちゃんみたいなダメ男には、私みたいなダメ女がお似合いに決まってる!)
咲(さあ京ちゃん…愛しの咲ちゃんが迎えに来たよ。だからいつものように一緒に帰ろう?)
「…はあ…はあ…優希、身体は大丈夫か?」
「う、うん」
咲(!?!?!?!?!?)
71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/20 18:39:38 ID:Va7ivFzW0
咲(…あれ?これってどういうことかな?)
咲(麻雀って息切れするものだったっけ…いや、相手によっては普通にありうる事だけども)
咲(あ、そっか。京ちゃんはきっと、ラブじゃんの潜在能力4とかいう死に設定に目覚めたんだね)
咲(そうに違いない!)
咲(そうじゃなきゃ、困る!)
ガチャッ
咲「京ちゃん…そろそろ時間だし一緒に帰ろ?」
京太郎「…」
優希「…」
咲(どうしよう、僅かにイカ臭いよ)
78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/20 18:56:09 ID:Va7ivFzW0
和(甘かったですね咲さん…私は囮だったんですよ)
和(須賀君が少し気になりだしたのは確かですが、今すぐナニをしようとは考えてませんでした)
和(そもそも彼には、優希がずっと前からアプローチをかけていたんですからね)
和(ですから今回は、優希との友情を優先しました。上手くいってくれるといいのですけど)
和(…ああ、想像するだけでゾクゾクします。修羅場って、こんなに愉しいものなんですね!)
和(咲さんがどんな風になるのか気になって仕方ありません…ですがそれ以上に、この先の駆け引きが楽しみです)
和(お互いを強く想い合うには、憎しみだってきっと必要なんです)
和(憎しみという薪をくべて、情愛という炎はいっそう燃え上がる…いいですねえ)
和(決して消える事のない絆がこの先築き上げられることを、私は願いましょう…独りぼっちは寂しいですから)
カン!
80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/20 18:58:32 ID:XN67Gwxa0
恐えぇよ乙
84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/20 19:01:34 ID:w/h33Ntp0
乙!
87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/20 19:04:43 ID:E5B5xoCb0
淫乱腹黒ピンクだった
93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/20 19:12:05 ID:1DHr690A0
>「今回は、
>「今回は、
94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/20 19:17:49 ID:3Nijjohn0
乙
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