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アニメSSまとめ速報

2chのSSまとめブログの記事を集め掲載しています。
アニメSSまとめ速報 TOP  >  ゆるゆり >  あかり「爆友?」

あかり「爆友?」

1:◆Tina2b6i.2:2013/08/18(日) 21:05:27.43 ID:sv3I/0DU0 

-放課後、理科室-

ガラッ

あかり「失礼しまーす…」

西垣「ん? おお、これは珍しいお客さんだな」

りせ「……」

あかり「こ、こんにちは!」

西垣「はっはっは、そんなに緊張しなくても大丈夫だぞ」

あかり「はいっ」
1:◆Tina2b6i.2:2013/08/18(日) 21:05:27.43 ID:sv3I/0DU0 

-放課後、理科室-

ガラッ

あかり「失礼しまーす…」

西垣「ん? おお、これは珍しいお客さんだな」

りせ「……」

あかり「こ、こんにちは!」

西垣「はっはっは、そんなに緊張しなくても大丈夫だぞ」

あかり「はいっ」


3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/18(日) 21:09:56.98 ID:sv3I/0DU0 

西垣「それで赤座君、私に何か用かな?」

あかり「あ、えっと…西垣先生にプリントを渡すように言われて…」

西垣「どれ…」

西垣「…む、また面倒くさい…」

りせ「……」

西垣「そうか、では頼むぞ松本」

あかり「会長さん、なんて言ったんですか?」

西垣「プリントを代わりに書いてくれるそうだ」

りせ「……」


4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/18(日) 21:16:32.86 ID:sv3I/0DU0 

西垣「こういったプリントは私より松本の方が書き慣れているからな」

あかり「そうなんですか…」

あかり「…ところで、先生は何してたんですか?」

西垣「私か? 私はもちろん実験をしているところだ」

あかり「実験…」

西垣「実験は面白いぞ」

あかり「あかりも、理科は好きです!」

西垣「そうか…なら、良ければ君も手伝ってみないか?」

あかり「えっ、いいんですか…?」


6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/18(日) 21:22:56.43 ID:sv3I/0DU0 

りせ「……」

西垣「松本もそう言っている」

あかり「えへへ…じゃあ、よろしくお願いしますっ」

西垣「うむ、いい返事だ」

西垣「赤座君…いや、赤座」

あかり「はい!」

西垣「私の爆発友達…爆友になってくれないか?」

あかり「ば、爆友!?」

西垣「ああ、そこまで危険な事をさせるつもりはないから安心してくれ」

あかり「…わかりました!」


7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/18(日) 21:27:48.25 ID:sv3I/0DU0 

西垣「よし、では君が念願の爆友一号だ!」

あかり「一号…あれ? 会長さんはどうなるんですか?」

西垣「松本は爆友よりずっと上の関係だからな」

りせ「……」

あかり「ずっと上?」

西垣「ふっ…君にはまだ早いかも知れんな」

あかり「うーん…」

西垣「…ではそろそろ実験を始めようか」

あかり「は、はいっ」


8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/18(日) 21:37:42.99 ID:sv3I/0DU0 



西垣「赤座、あれを取ってくれ」

あかり「あれ?」

西垣「む…済まない、いつもの癖で…」

りせ「……」スッ

あかり「会長さん? これって…」

りせ「……」

西垣「ああ、それだ」

西垣「いつも松本が手伝ってくれているのでな」

あかり「なるほど…」

あかり(すごいなぁ、会長さん…『あれ』だけでどれか分かるなんて…)


10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/18(日) 21:42:11.75 ID:sv3I/0DU0 



西垣「…よし、今日はここまでだ」

あかり「疲れたぁー…」

りせ「……」

あかり「…そういえば、爆発しませんでしたね」

西垣「なんだ赤座、爆発希望だったか?」

あかり「あ、いえっ! そういう訳じゃ…」

西垣「まだ慣れない内は爆発に巻き込ませたくはないからな」


11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/18(日) 21:48:48.80 ID:sv3I/0DU0 

あかり「そっかぁ…」

あかり(西垣先生、あかりの事考えてくれてたんだ…)

西垣「ところで…部活には行かなくて良かったのか?」

あかり「…あっ! 忘れたっ!」

西垣「やっぱりか…下校時間までもう少しだ、行って来るといい」

あかり「はい! 失礼します!」タッ

西垣「またな、赤座」

りせ「……」


13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/18(日) 21:59:35.29 ID:sv3I/0DU0 


翌日

-放課後、理科室-

ガラッ

あかり「失礼しますっ」

西垣「む、赤座か」

あかり「あの…今日も、お手伝いしていいですか?」

西垣「ああ、歓迎するぞ」

あかり「やったぁ!」

あかり「…あれ? 会長さん、今日は来てないみたいですけど…」

西垣「松本は生徒会室で会議中だ」

あかり「そうですか…」


14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/18(日) 22:04:27.89 ID:sv3I/0DU0 

西垣「今日は部活、大丈夫か?」

あかり「えへへ、今日はお休みしました」

西垣「いいのか?」

あかり「あかり、もっと実験のお手伝いがしてみたくって…」

西垣「ふっ…そうか」

西垣「…では休憩も終わったところで、早速始めるとしようか」

あかり「はいっ!」


15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/18(日) 22:09:55.71 ID:sv3I/0DU0 



西垣「赤座、そこの棚の緑のラベルが貼ってある薬品を取ってくれ」

あかり「わかりました!」

あかり「…ん、しょ…」

あかり「…あっ!」

ガシャン

西垣「! 大丈夫か!?」

あかり「は、はい…」

西垣「そうか…それなら良かった」


17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/18(日) 22:17:22.80 ID:sv3I/0DU0 

あかり「でも…これ、割っちゃいました…」

西垣「気にするな、私が片付けておく」

あかり「すいません…」

あかり(はぁ…あかり、足引っ張ってばっかりだなぁ…)

あかり(本当は西垣先生、迷惑してるんじゃ…)

西垣「…そんな事はないぞ」

あかり「えっ…?」

西垣「…私は普通の人とは違う、こんな趣味を持っている」

西垣「壁にぶつかった時、あまり人には助けてもらえない…」

西垣「…だが、君のような理解者がいてくれるだけで頑張れる…そんな気がするんだ」


18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/18(日) 22:28:23.66 ID:sv3I/0DU0 

西垣「…なんて、柄にも無い事を言ってしまったな…今のは忘れてくれ」

あかり(先生、あかりを必要としてくれてるんだ…)

あかり「…あれ? あかり、さっき声に出してました?」

西垣「聞こえたんだよ、赤座の心の声が」

あかり「えぇっ!?」

西垣「冗談だ、冗談」

西垣「思いっきり顔にそう出てたぞ?」

あかり(顔に出てたんだ…なんだか恥ずかしいな…)

あかり(でも、それだけあかりの事を見てくれてるって事だよね?)

あかり(…よぉし、もっと頑張っちゃおっと!)


19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/18(日) 22:32:38.35 ID:sv3I/0DU0 


翌日

-放課後、理科室-

西垣「松本、あれを取ってくれ」

りせ「……」スッ

西垣「済まんな、松本」

りせ「……」

西垣「…そういえば、今日は赤座来ないな」

りせ「……」

西垣「どうした?」

りせ「……」

西垣「…違う、といえば嘘になるな」


21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/18(日) 22:37:21.71 ID:sv3I/0DU0 

りせ「……」

西垣「そうかもな…」

りせ「……」

西垣「なんだ、もしかして…嫉妬しているのか?」

りせ「……!」

西垣「はっはっは、そうかそうか」

りせ「……」

りせ「……」

西垣「明日?」

りせ「……」

西垣「うむ、わかったぞ」

西垣「…では実験の続きをするか」

りせ「……」


23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/18(日) 22:42:01.44 ID:sv3I/0DU0 


翌日

-放課後、廊下-

あかり「今日は部活行く前に、少しだけ理科室に行こーっと」

あかり「~♪」

あかり「…よし、着ーいたっ」

ガラッ

あかり「失礼しまー…」

西垣「! 危ない赤座! 伏せろっ!」バッ

あかり「わっ!?」

ドオォォォォォン!


25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/18(日) 22:48:55.06 ID:sv3I/0DU0 

あかり「……っ」

あかり「あ、あれっ? なんともない…?」

西垣「…怪我はないか? 赤座」

あかり「あ…はい…」

あかり(そっか…西垣先生があかりをかばって…)

あかり「って先生! 腕、怪我してますよ!?」

西垣「ん? 本当だ…なに、破片で少し切っただけだ」

あかり「ちょっと待ってください!」ゴソゴソ

あかり「…あった!」

ペタッ

あかり「えへへ、これで大丈夫ですねっ」


27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/18(日) 22:57:43.58 ID:sv3I/0DU0 

西垣「…済まないな」

西垣「先に一言、声をかけておくべきだった…」

あかり「ぜっ、全然、大丈夫ですから!」

あかり「それに、あかりだっていきなり入っちゃったし…」

あかり「だ、だから…」

西垣「……」スッ

チュッ

あかり「…!」

あかり(お…おでこに…!)

西垣「優しいな、赤座は」

あかり「あう…」

西垣「本当は松本にも、あまりこういう事はしないんだがな…」

西垣「…今のは二人だけの秘密だぞ?」

あかり(二人だけの、秘密…)

あかり「…はいっ!」


28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/18(日) 23:01:47.80 ID:sv3I/0DU0 

りせ「……」

西垣「ま、松本!?」

あかり「会長!?」

りせ「……」

西垣「今日は会議のはずじゃ…」

りせ「……」

西垣「も、もう終わったのか…」

りせ「……」スタスタ

西垣「待ってくれ! 違うんだ!」

西垣「いやっ、違くはないけど! 違うんだぁぁぁぁ!」

あかり(……)


友達より、ずっと上の関係…

今なら少しだけ…わかる気がするなぁ



終わり
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損切り