1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/02(水) 04:24:07.73 ID:zjOavo/50
兄「それでなぜ俺を起こす」
妹「眠れなかったから」
兄「答えになってないな」
妹「だって眠れないんだもん」
兄「・・・」
2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/02(水) 04:33:27.96 ID:zjOavo/50
妹「でさ」
兄「なに」
妹「眠れないんだよね」
兄「それはわかった。で?」
妹「可愛い妹が眠れないって言ってるんだよ?兄として何かできることがあるでしょう?」
兄「おう、子守唄でも唄ってやろうか?」
妹「唄えって言ったら唄うのか?」
兄「・・・いや」
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/02(水) 04:36:49.77 ID:zjOavo/50
妹「じゃあどーすんの」
兄「いや、大人しく寝ろよ」
妹「寝れないからここに来ている」
兄「俺まで巻き込むなよ」
妹「連帯責任だ」
妹「向こう三軒両隣で」
兄「一つ屋根の下だけどな」
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/02(水) 04:45:11.44 ID:zjOavo/50
妹「なんかいい安眠法知らないの」
兄「アイマスク」
妹「しなくても部屋真っ暗だからいらない」
兄「ホットミルク」
妹「牛乳切らしてる」
兄「羊を数える」
妹「羊嫌い」
兄「じゃあアルパカ」
妹「変わんないし」
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/02(水) 04:49:13.04 ID:zjOavo/50
兄「そんなに眠れないなら不眠症かもな」
兄「そういえば、不眠症の大半は寝具を変えれば解決するらしいぞ」
妹「今から買いに行けと?」
兄「いや、枕だけでも変えてみるか?俺のと交換で」
妹「えっ・・・」
兄「普通に引くなよ」
妹「いや、そうじゃなくて・・・」
兄「?」
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/02(水) 04:57:40.27 ID:zjOavo/50
妹「お兄ちゃんの枕を私が使うなんて、
妹「考えただけでもドキドキしちゃって眠れない///」
兄「急にデレが入ってきたな」
妹「だってー、その枕にはお兄ちゃんの汗や髪の毛、それに温もりが残されてるわけでしょー?」
妹「そんなのもらったら、一晩中ほっぺたスリスリしてクンカクンカしちゃいましゅー///」
兄「気持ち悪いな」
妹「・・・すまない、やりすぎた」
妹「若気の至りだ」
兄「ただの深夜テンションだと思うけどな」
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/02(水) 05:03:55.54 ID:zjOavo/50
妹「でも、ドキドキしちゃうっていうのは割と本当だよ」ボソッ
兄「ん?なんか言ったか?」
妹「・・・何でもないっ!」
妹「お前は・・・お前はどうなんだ!」
妹「妹がついさっきまで使ってた枕で寝るなんて、胸が高鳴らないのか!」
兄「別に」
妹「・・・なるほど」
妹「普段私の下着でオナニーしているお前にしてみれば、枕などたいしたことではないということか」
兄「お前、なぜそれを」
妹「えっ、ほんとにしてるの」
兄「あっ」
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/02(水) 05:08:59.26 ID:zjOavo/50
兄「ととととととにかく寝ろよ」
妹「・・・」
兄「・・・」
妹「ごめん」
兄「なんでお前が謝るんだよ」
妹「私もお兄ちゃんのパンツでしたことあるから・・・」
兄「そっか・・・えっ」
妹「あっ」
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/02(水) 05:14:13.92 ID:zjOavo/50
妹「ととととととにかく寝ろよ」
兄「寝るのはお前だろ」
妹「いいから寝ろよ!」ガバッ
兄「ぐわっ!」
(ベッドの上の兄に妹が馬乗りになるの図)
妹「・・・」
兄「・・・」
妹「・・・ごめん」
兄「いや、俺こそ・・・ごめん」
妹「・・・」
兄「・・・」
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/02(水) 05:18:03.10 ID:zjOavo/50
妹「ねえ」
兄「・・・ん?」
妹「腕、疲れたんだけど」
兄「じゃあどけよ」
妹「・・・」
兄「なんで垂直に体下ろしてくるんだよ」
妹「・・・眠れないんだもん」
兄「久しぶりに聞いたなそれ」
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/02(水) 05:23:12.30 ID:zjOavo/50
兄「ってか顔近いし」
兄「くっつきそう」
妹「じゃあ・・・」
妹「くっつけちゃえばいいんじゃない?」
兄「?」
兄「ちょっ、お前・・・」
ちゅっ
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/02(水) 05:28:10.92 ID:zjOavo/50
妹「・・・」
妹「ねえ、お兄ちゃん」
妹「一つだけ聞かせて」
妹「私は、お兄ちゃんのことが好き」
妹「お兄ちゃんとして、っていうそれ以上に」
妹「だから・・・お兄ちゃんのパンツで、いけないことしちゃった」
妹「お兄ちゃんは?」
妹「私のこと好きなの?」
妹「それとも、性欲のはけ口として私の下着を使っただけ?」
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/02(水) 05:35:50.56 ID:zjOavo/50
兄「・・・好きだよ」
妹「・・・」
妹「それは、私と同じ意味での『好き』?それとも、兄妹としての『好き』?」
兄「・・・」
妹「・・・」
妹「お兄ちゃん」
妹「私はそれでも、お兄ちゃんのことが好きだよ・・・」
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/02(水) 05:41:41.19 ID:zjOavo/50
兄「・・・もう、寝ろよ」
妹「・・・」
妹「・・・うん」
妹「・・・おやすみ」
兄「・・・」
妹「・・・」
(扉、静かに閉まる)
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/03(木) 01:01:06.72 ID:hNr1ULlC0
~翌朝~
母「おはよう、妹」
妹「おはよう・・・」
兄「・・・」
母「どうしたの?妹は元気ないみたいだけど。兄も挨拶はいつもするくせに・・・」
兄&妹「・・・」
母(目を合わせようともしないで・・・ケンカかしら?ま、いっか)
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/03(木) 01:03:33.44 ID:hNr1ULlC0
~学校~
兄友「兄―!どうしたんだーい浮かない顔して~?」
兄「・・・別に」
兄友「Wow!いつもクールな兄くん、今日は一段とクールだねえ!」
兄友「いつものクールさを1綾波だとしたら、今日のクールさは1530綾波並みだぜ!」
兄「・・・」
兄友「おいおい、そこは『1綾波ってなんだよ』とか『綾波並みってだじゃれかよ』とかつっこむところだろ!」
兄友「・・・なんだよ、つれないやつだなー」
兄「・・・」
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/03(木) 01:10:09.44 ID:hNr1ULlC0
妹「雨で部活中止。早帰りかー」
女子1「あー最悪、今日傘忘れちゃった―」
女子2「うち持ってきたから、入ってく?」
女子1「やったー!女子1ちゃんと相合傘だー♪」
女子2「もー、照れるー///」
妹(相合傘、か)
妹(お兄ちゃんと、相合傘・・・)
妹(・・・!)
妹(何を考えているんだ、私は!)
妹「・・・そういえば、私も傘持ってきてないんだよな」
妹「かといって、傘に入れてもらうような友達もいないし・・・」
妹「はぁ、このまま帰るか・・・」
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/03(木) 01:15:09.00 ID:hNr1ULlC0
妹「雨に加えて風まで強くなってきたし・・・これじゃ台風じゃないか」
妹「こんなに濡れるとは思わなかった」
妹「まだ家まで15分くらい歩かないと・・・」
ガバッ
(妹、背後から抱きつかれる)
妹「きゃっ!」
妹(な、何?誰?)
妹(痴漢!?)
妹(しかも、ビニールシートで私をくるもうとしている!誘拐!レイプ!!)
妹(くそっ、こんなところでヴァージン・ロストするわけには・・・っ!!)
??「おい」
妹 「やめろ!離せっ!!」
??「俺だよ」
妹 ピタッ
妹「・・・お兄ちゃん?」
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/03(木) 01:22:27.90 ID:hNr1ULlC0
兄「風邪ひくぞ。入っていけ」
妹「・・・このレインコートに?」
兄「レインコートに」
妹「傘でしょ、普通」
兄「俺、レインコート派だから」
妹「相合レインコートなんて聞いたことない」
兄「まあ、二人羽織ってとこだろうな」
妹「レインコートに二人は無理だろ」
兄「背が頭一つ分違うんだから、入るだろ」
(兄、自分の前側に妹を入れてレインコートのボタンをかける)
兄「・・・ほら、行くぞ」
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/03(木) 01:34:47.36 ID:hNr1ULlC0
妹「窮屈なんだけど」
兄「我慢しろ」
妹「歩きにくい」
兄「お互い様だ」
妹「濡れてる私とくっついてたら、お前も濡れて風邪ひくぞ」
兄「俺はバカだから風邪ひかない」
妹(そうだよな、コイツはバカだよ)
妹(何が二人羽織だ、何がバカだから風邪ひかないだ)
妹(それに、コイツは私の下着で最低なことをしていたんだ)
妹(私に対して特別な感情があるわけでもないのに)
妹(痴漢どころじゃない、レイプ魔みたいなものじゃないか)
妹(それなのに、それなのに・・・)
コイツと――お兄ちゃんといると――
どうしてこんなにもあったかくて――
こんなにもドキドキするんだろう――
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/03(木) 01:43:26.82 ID:hNr1ULlC0
兄「着いたぞ」
妹「あれ、もう・・・?」
兄「何が『もう』だ。普段の1530倍並みに時間かかったぞ」
妹「1530倍?なにそれ・・・」
兄「とにかく、早く着替えて、体乾かさないとな」
妹「・・・」
兄「どうした?早く家入らないと、本当に風邪ひくぞ?」
妹「あのね、お兄ちゃん」
兄「?」
妹「昨日のことなんだけど」
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/03(木) 01:55:38.48 ID:hNr1ULlC0
兄「・・・!」
妹「いろいろ困らせるようなこと言ったり、勝手にキスしちゃったりして、ごめん」
妹「でも、私が昨日言ったことは全部本当だし」
妹「したことも全部、本当にしたいと思ってしたことなんだ」
妹「だけど、もしそれで、お兄ちゃんが私のこと嫌いになっちゃったとしたら・・・それは・・・仕方ない・・・と思う・・・」
ぽんっ
妹「・・・え?」
(兄、妹の頭に手を載せる)
兄「嫌いになってたら、こんなことしないだろ」
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/03(木) 02:06:29.89 ID:hNr1ULlC0
兄・妹「・・・・・・」
ガチャッ
兄・妹「!!」
(玄関のドア、オープン)
母「・・・」
母「あんたたち・・・何してんの?」
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/03(木) 02:13:50.47 ID:hNr1ULlC0
兄・妹「・・・」
兄「捨て猫ごっこ」
母・妹「!?」
兄「母さん、この子、道端の段ボール箱にうずくまってたんだ!」
兄「びしょ濡れになって、かわいそうで・・・」
兄「ねえ、うちで飼ってあげようよ!いいでしょ!」
兄「こんなにかわいいし、こんなに大人しいし、」
兄「それに、こんなにかわいらしい声で鳴くんだよ!ほら!」
妹「・・・えっ?」
兄「ほら!!」
妹「・・・」
妹「にゃ~ん」
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/04(金) 10:48:10.12 ID:lCsZng440
母「とりあえず、中入りなさい?」
母「タオル持ってくるから、早く部屋行って着替えて、温かくしな?」
兄「で」
兄「なんでお前まで俺の部屋に来るんだ?」
妹「さっき言ってたろ」
兄「何を」
妹「私を飼うって」
妹「飼い主なら、責任持って世話をしろ」
兄「あれはただのごっこ遊びだ」
妹「じゃあ、さっき言ってたのは全部嘘か」
兄「当たり前だろ」
妹「かわいい、っていうのも?」
兄「それは・・・」
兄「とにかく、早く服脱げ」
妹「・・・」
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/04(金) 10:56:37.73 ID:lCsZng440
妹「なあ」
兄「何だ」
妹「私たちは今こうして、裸でタオルにくるまり、並んでストーブに当たっている」
妹「興奮しないのか?」
兄「何の話だ」
妹「年頃のおなごが、全くの無防備と言っていい姿ですぐ隣にいるわけだ」
妹「そしてお前はいつでも戦闘可能な格好」
妹「さらに二人っきりときた」
妹「襲いかかりたくなって当然だろう?」
兄「戯言はほどほどにしろ」
妹「・・・」
妹「お前が来ないなら、私から!!」ガバッ
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/04(金) 11:03:59.76 ID:lCsZng440
兄「・・・だめだっ!!」ガッ
妹「うわっ!!」バタッ
(兄、妹を振り払う)
妹「どうして・・・?」
妹「私じゃだめなの?」
妹「本当に・・・本当に好きなの! だからしてほしいの!!」
妹「それに、お兄ちゃんが私のこと何とも思ってくれてなくてもいい・・・」
妹「お兄ちゃんのためならなんだってする! ペットにでも奴隷にでもなる!」
妹「下着くらいいくらだって貸すし、体だって・・・」
兄「違う!」
兄「そんなのは・・・違う」
妹「どうして・・・」
妹「どうして・・・・・・」
ポタッ
(妹、うつむいて涙をこぼす)
兄「・・・拭けよ」
兄「せっかく乾いたのに、また濡れちゃうだろ」
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/04(金) 11:17:51.74 ID:lCsZng440
兄「もう十分乾いたろ」
兄「自分の部屋行って服着てこい」
妹「・・・うん」
妹「・・・じゃあね」
(妹、扉を閉めようとする)
兄「なあ」
兄「さっきの質問に答える」
兄「あれだけは・・・本当だ」
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/04(金) 19:01:59.22 ID:lCsZng440
~兄の部屋~
兄「・・・」
兄「やっぱり、俺は・・・」
兄「・・・」
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/04(金) 19:03:28.44 ID:lCsZng440
~妹の部屋~
妹「・・・」
(兄「あれだけは・・・本当だ」)
妹「でも、それなら・・・」
妹「どうして受け止めてくれないの・・・」
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/04(金) 19:10:25.31 ID:lCsZng440
~翌朝~
兄「行ってきます」
妹「待て! 私も行く」
母「二人とも、行ってらっしゃい! 雨降ってるから、気をつけなさいね」
妹「あれ、今日は傘なのか」
兄「レインコート、まだ乾いてないから」
妹「・・・そうか」
(玄関を出た二人。兄は傘をさす)
妹「あれっ・・・」ガチャガチャ
兄「どうした」
妹「開かない・・・壊れてるみたいだ」
兄「困ったな。うち人数分しか傘ないし、母さんは後で買い物行くときに使うだろうし・・・」
妹「仕方ないな」
ひょいっ
兄「・・・こうするしかないのか」
妹「ああ。・・・相合傘だ」
妹「元とは言えば、お前のレインコートが乾かないのが悪いんだ。責任とれ」
兄「・・・仕方ないな」
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/04(金) 19:22:25.88 ID:lCsZng440
サーッ…
兄「お前の傘、壊れてるなら置いてくればよかったな」
妹「そういうことはもっと早く言え」
兄「あれっ」
妹「どうした?」
兄「あの女の人・・・傘開かなくて困ってるみたいだ」
妹「・・・」
妹「あの! そこの方!」
女「えっ!? わ、私ですか?」
妹「傘、壊れちゃったんでしょ? これ使って」
女「えっ!? でも・・・」
妹「大丈夫。私たちは1本あればいいから」
女「・・・ありがとうございます!」
バッ
スタスタスタ―ッ…
兄「おい」
妹「・・・」
兄「壊れてたんじゃなかったのか」
妹「・・・ごめん」
妹「その・・・相合傘、したくて・・・嘘ついちゃった」
兄「・・・」
兄「ずっと・・・言えなかったことがあるんだ」
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/04(金) 20:00:07.50 ID:lCsZng440
妹「えっ・・・?」
兄「俺も・・・」
兄「俺も、お前のこと、好きなんだ」
妹「・・・!!」
兄「兄妹なのに好きなんておかしい、って思ってたんだ。だから・・・」
兄「だからずっと、自分の気持ち、否定してた」
兄「でも、やっぱり・・・」
兄「俺は、お前のことが好きだ」
兄「今まで、つらい思いさせて・・・ごめん」
妹「ううん、いいの・・・」
妹「いいの・・・」グスン
兄「・・・泣くなよ」
兄「・・・ほら」
ぎゅっ
妹「・・・お兄ちゃん」
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/04(金) 20:15:06.25 ID:lCsZng440
妹「お兄ちゃんも、つらかったんだね・・・」
兄「・・・」
妹「私、嬉しかったよ」
妹「昨日、雨の中で私を見つけてくれたとき」
妹「二人羽織で、一緒に家まで歩いてくれたとき」
妹「嫌いになんかなってないって教えてくれたとき」
妹「それに・・・」
妹「いま、こうしてお兄ちゃんと一緒にいられることが・・・」
妹「私、とっても嬉しいよ・・・」
兄「なあ、昨日さ、何でもするって言ったよな?」
妹「・・・え?」
兄「じゃあさ」
兄「目つぶって・・・じっとしてて」
妹「・・・うん」
そして、静かな雨の音に包まれて、二人は――
fin
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/04(金) 20:18:32.96 ID:lCsZng440
一応これで終わりです。
お付き合いいただいた方、読んでくださった方、ありがとうございました。
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/04(金) 20:40:49.77 ID:u32ESFxuo
乙!
ストレートだな
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/04(金) 20:42:49.25 ID:ZXphMLQPo
乙
王道はやはりいいね!!
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/04(金) 22:40:12.49 ID:30guhrZEo
乙
素晴らしい。ここまでストレートなのも最高だな
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