1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 15:58:03 ID:eh5T0kHR0
生徒会室
櫻子「よし、飾り付け終わり!」
櫻子「私がどんな悩みでも解決してやる!」
子「…っとその前に…」
櫻子「助手が欲しい!」
櫻子「誰にしようかなー…」
櫻子「>>4がいいな」
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 16:01:25 ID:06CPMuCk0
向日葵
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 16:09:26 ID:eh5T0kHR0
櫻子「向日葵がいいな」
櫻子「……」
櫻子「来てくれないかな…」
ガチャ
向日葵「ちょっと櫻子!」
櫻子「向日葵っ!」
向日葵「この紙はいったい何ですの!?」
『櫻子のおなやみ相だん室
おなやみがある人は生走会室まで!』
櫻子「何って…みればわかるじゃん」
向日葵「お悩み相談室って…許可は取ってありますの?」
櫻子「取ってあるよ!」
向日葵「な、ならいいんですけど…」
櫻子「そうだ! 、特別に向日葵を助手にしてやろう!」
向日葵「助手?」
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 16:14:03 ID:eh5T0kHR0
櫻子「そう! 私の助手だ!」
向日葵(助手…)
向日葵「ま、まぁいいですわよ」
櫻子「やったー!」
向日葵「そんなに喜ぶ事でもないでしょうに…」
向日葵「…ところで、誰が相談に来ますの?」
櫻子「わかんない」
向日葵「わかんないって…」
櫻子「いっぱい紙まいたからね」
向日葵「いっぱい? これ手書きですわよね?」
櫻子「そうだよ! 頑張ってたくさん書いた!」
向日葵「そ、そうなんですの…」
向日葵(まったく、こういう事には全力で取り組むなんて…櫻子らしいですわね…)
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 16:18:26 ID:eh5T0kHR0
ガチャ
櫻子「おっ!」
京子「やっほー!」
櫻子「歳納先輩!」
京子「暇だったから来たよー」
向日葵「歳納先輩が来るとは思いませんでしたわ…」
京子「ん? なんで?」
向日葵「歳納先輩、悩み事とか無さそうですし…」
京子「……」
京子「考えてなかった…」
向日葵「やっぱり無いんですか…」
櫻子「えー、それじゃあ意味ないじゃないですか!」
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 16:20:31 ID:eh5T0kHR0
京子「ただ遊びに来ただけだからね」
櫻子「なんかないんですかー?」
京子「悩み事かー…」
櫻子「どんな小さい事でも大丈夫ですよ!」
京子「そうだなー…じゃあ」
京子「>>12」
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 16:22:18 ID:bVJRgFwpi
最近、結衣が怖い
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 16:26:07 ID:ADuWe6nv0
まーた結衣がヤンデレ発症したのか
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 16:27:07 ID:eh5T0kHR0
京子「最近、結衣が怖いんだ」
櫻子「船見先輩がですか?」
京子「うん」
京子「そりゃもうね…」
京子「なんていうか…怖い」
櫻子「そ、そんなに怖いんですか…」
京子「すごい怖いよ…」
櫻子「それは怖いですね…」
向日葵「…って歳納先輩…」
京子「どしたのひまっちゃん」
向日葵「怖いって言っても、具体的に言って頂けないと解決のしようがないのですが…」
京子「あ、そうだったね」
櫻子「そういえばそうだった」
向日葵「はぁ…」
京子「実は結衣が>>19」
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 16:28:13 ID:06CPMuCk0
ロリコンみたいで
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 16:34:49 ID:eh5T0kHR0
京子「実は結衣がロリコンみたいなんだよ」
向日葵「ろっ…!?」
櫻子「こ、怖いですね!」
向日葵(……)
京子「怖いでしょ?」
向日葵「どうして船見先輩が、その…ロリコンだと思うんですか?」
櫻子「あ、ちょっと待って!」
櫻子「歳納先輩、あの…」
櫻子「ロリコンって…何ですか?」
向日葵(やっぱり知らなかったんですのね…)
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 16:42:05 ID:eh5T0kHR0
京子「ちっぱいちゃん、ロリコンっていうのはね…」
櫻子「は、はい…」
京子「子供が大好きっていう事だ!」
櫻子「……え?」
京子「怖いだろー」
櫻子「子供好きって事ですよね?」
櫻子「全然怖くないと思いますけど…」
向日葵「櫻子、そういう事じゃなくて…」
向日葵「えーっと…どう説明すればいいかしら…」
向日葵「……」
向日葵「と、とにかくロリコンは怖いんですわ!」
櫻子「怖くないと思うけどなー」
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 16:46:55 ID:eh5T0kHR0
京子「私の悩みはそういう事だ!」
櫻子「船見先輩が子供好きって事はわかったんですけど…」
櫻子「結局どうすればいいんですか?」
向日葵「それもそうですわね…」
向日葵「歳納先輩、それは私達には手の付けようがありませんわ」
京子「大丈夫だって、私に考えがある!」
櫻子「考え…ですか?」
京子「>>28」
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 16:48:08 ID:bVJRgFwpi
花子に嫌いって言ってもらう
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 16:48:18 ID:PVkpHVPoP
楓ちゃんに会わせる
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 16:53:12 ID:eh5T0kHR0
京子「ひまっちゃん、たしか妹がいるって言ってたよね?」
向日葵「いますけど…」
京子「なんて名前だっけ?」
向日葵「楓ですわ」
京子「その楓ちゃんを結衣に会わせてあげればいいんだよ!」
向日葵「なっ!?」
櫻子「子供好きだからって事ですか?」
京子「そうそう」
向日葵「そ、それはだめですわ!」
向日葵(もし本当に船見先輩がロリコンだとしたら…)
向日葵(楓がめちゃくちゃにされてしまいますわ!)
京子「えー、いい案だと思ったんだけどなー…」
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 17:00:28 ID:eh5T0kHR0
京子「じゃあちっぱいちゃんの妹は?」
向日葵(花子ちゃんが危ない!)
櫻子「花子ですか? いいで…」
向日葵「それも絶対にだめですわーっ!」
櫻子「うおっ!? べ、別に向日葵には関係ないだろ!?」
向日葵「だめったらだめですわ!」
京子「むー、仕方ないなー…じゃあ」
ガチャ
結衣「あれ? 京子いたの?」
京子「ゆ、結衣!? ごめんちっぱいちゃん、私用事出来た!」ダッ
結衣「京子!?」
京子「私の悩み事は秘密にしといてねー!」
結衣「お、おい…」
櫻子「行っちゃった…」
向日葵「なんだったんですの…」
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 17:04:37 ID:eh5T0kHR0
櫻子「船見先輩って子供好きなんですか?」
向日葵(櫻子!?)
結衣「え? まぁ…好きだよ」
櫻子「って事はやっぱり船見先輩はロリコンなんですね!」
向日葵「ちょ…櫻子!」
結衣「大室さん…? 今なんて…?」
櫻子「だから、船見先輩はロリコンなんですねって!」
向日葵「櫻子! ストップですわ!」
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 17:08:09 ID:eh5T0kHR0
結衣「私が…ロリ…コン?」
櫻子「はい! 歳納先輩が言ってました!」
結衣「そっか、ありがとう大室さん」
結衣「ちょっと用事が出来たから行ってくるね」
櫻子「えー、悩み事とかないんですか?」
結衣「ごめんね、気が向いたらまた来るよ」
櫻子「わかりました!」
結衣「じゃあね、大室さん、古谷さん」
櫻子「はい!」
向日葵「さ、さようなら…」
向日葵(何だか船見先輩が怖いですわ…)
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 17:12:53 ID:eh5T0kHR0
―
櫻子「退屈だよー」
櫻子「暇だよー」
向日葵「うるさいですわよ、櫻子」
櫻子「だって全然人が来ないんだもん!」
櫻子「私の相談室だぞ! もっと来るはずだ!」
向日葵「なんですの…その考えは…」
ガチャ
綾乃「大室さん…?」
櫻子「あ、杉浦先輩! いらっしゃーい!」
向日葵「こんにちは、杉浦先輩」
綾乃「あら、古谷さんもいたのね」
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 17:17:12 ID:eh5T0kHR0
櫻子「向日葵は私の助手なんです!」
綾乃「助手?」
向日葵「はい…」
櫻子「全く役に立ちませんけどね!」
向日葵「その言葉、そっくりそのまま返しますわ」
櫻子「なんだとー! このおっぱい魔神!」
綾乃「ま、まぁまぁ…」
向日葵「ところで杉浦先輩、何か悩み事ですか?」
綾乃「うん…それなんだけど…」
綾乃「>>41」
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 17:18:45 ID:x/vXjQ+i0
学校が全壊した
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 17:22:56 ID:eh5T0kHR0
綾乃「学校が全壊したの…」
向日葵「え…?」
櫻子「何言ってるんですか?」
櫻子「全壊なんてしてないですし、私達だって今生徒会室にいるじゃないですか」
向日葵(櫻子がまともに!? これこそ学校が全壊するよりあり得ませんわ!)
綾乃「あ、えっと…違うの! そうじゃなくて…」
綾乃「学校が…全壊する夢を見たんだけど…」
櫻子「夢ですか?」
綾乃「ええ…それで、何か悪い事が起きないか不安で…」
47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 17:30:58 ID:eh5T0kHR0
櫻子「大丈夫ですよ! 学校なんて壊れません!」
綾乃「大室さん…」
櫻子「それに、そんなのただの夢じゃないですか!」
櫻子「私だってたまに悪い夢見ますけど…」
櫻子「でも悪い事、なんて起きませんよ! だから心配しないで下さい!」
向日葵(……)
綾乃「……そうよね…」
綾乃「ありがとう、大室さん…そんな事心配してた自分が情けなく思えて来たわ!」
綾乃「…冷蔵庫にプリンがあるから、良かったら食べていいわ」
櫻子「本当ですか!?」
綾乃「ええ、私のお礼…みたいな感じよ」
櫻子「ありがとーございます!」
綾乃「じゃあ、私はそろそろ退室するわね」
櫻子「はい、また来て下さい!」
向日葵「さようなら、杉浦先輩」
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 17:35:45 ID:eh5T0kHR0
―
櫻子「プリンおいしー!」
向日葵「…櫻子」
櫻子「ん?」
向日葵「その…さっきの…」
向日葵「なかなか…かっこ良かった、ですわよ」
櫻子「…!」
櫻子「そうだろー! これで私の凄さがわかっただろ!」
向日葵「はいはい、そうやってすぐ調子に乗らないの」
ガチャ
西垣「いるかー? 大室ー」
櫻子「西垣先生!」
西垣「あと松本も連れてきたぞ」
松本「……」
49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 17:40:05 ID:eh5T0kHR0
西垣「なんだ、古谷もいたのか」
向日葵「はい」
櫻子「先生も悩み事あるんですか?」
西垣「いや、松本が少しあるらしくてな」
向日葵「会長が…?」
櫻子「悩み事ってなんですか?」
松本「……」
向日葵「え、えーっと…何て言ってるんですか?」
西垣「ああ、それはな…」
西垣「>>52、と言っている」
52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 17:43:42 ID:06CPMuCk0
先生の子を身ごもった
53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 17:48:18 ID:eh5T0kHR0
西垣「私の子供を身籠った、と言っている」
向日葵「えっ!?」
松本「……」
櫻子「みご…? なんですかそれ?」
向日葵「お、お腹に子供がいるって事ですわ…!」
櫻子「えぇー!? って事は…」
向日葵「会長のお腹には赤ちゃんが…」
54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 17:54:04 ID:eh5T0kHR0
松本「……!」
西垣「すまん松本…ちょっとしたジョークだ」
松本「……」
櫻子「ジョーク?」
向日葵「う、嘘だったのですね…」
西垣「いや、まさか信じるとは思わなくてな」
向日葵「びっくりさせないで下さい!」
櫻子「それで、本当はなんて言ってたんですか?」
56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 17:59:33 ID:eh5T0kHR0
西垣「悩み事があるのは私じゃない、と言っていた」
櫻子「会長じゃないんですか?」
西垣「そうだ、私が用があって来た」
向日葵「先生が悩み事…」
西垣「む、何か不満か?」
向日葵「い、いえ…なんでも…」
向日葵(不満というより、不安ですわ…!)
櫻子「先生の悩み事ってなんですか?」
西垣「悩んでる、という程でもないんだが…」
西垣「>>59」
59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 18:00:50 ID:2xsbL3TN0
この世界がループしていることに気づいてしまった
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 18:05:34 ID:eh5T0kHR0
西垣「この世界がループしていることに気づいてしまったんだ」
櫻子・向日葵(今さら!?)
西垣「だいぶ驚いているようだな…」
西垣「これは最近気付いたんだが…年を取っても4月に入ると元に戻るみたいだ」
櫻子「そ、そうですか…」
西垣「大発見だと思わんか?」
向日葵「そ、そうですわね…」
西垣「はっはっは、そうだろう」
63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 18:11:29 ID:eh5T0kHR0
向日葵「それで…私達は何をすればいいんでしょうか?」
西垣「特にないな」
櫻子「えっ」
西垣「まぁ、限りない青春を謳歌したまえ、若者よ!」
西垣「それじゃあ行こうか、松本」ヒョイ
松本「……」
西垣「では、さらばだ」
向日葵「何だったんですの…」
櫻子「何だったんだろうね…」
64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 18:15:49 ID:eh5T0kHR0
―
櫻子「……」ウトウト
向日葵「櫻子」
櫻子「…はっ!」
向日葵「今寝てましたわね?」
櫻子「ね、ねてねーし! ぷりん! ぷりんどこ!?」
向日葵「さっき食べたでしょう…寝ぼけてないで、しゃきっとしなさい」
櫻子「んー…」
ガチャ
あかり「し、失礼します」
櫻子「なんだ、あかりちゃんかー」
あかり「えぇ!? ひどいよ櫻子ちゃん!」
向日葵「櫻子、お客さんですわよ…」
65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 18:19:15 ID:eh5T0kHR0
櫻子「何か悩み事?」
あかり「そうだよぉ」
櫻子「影が薄い、ってのはどうしようもないからだめだよ?」
向日葵「櫻子…お悩み相談室なんだから何でもいいでしょう?」
櫻子「わかったよー…」
あかり「えっとね、あかりの悩み事っていうのは…」
あかり「>>68」
68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 18:21:05 ID:uUHovh5D0
腰のあたりまで体が消えかかってる
69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 18:25:55 ID:eh5T0kHR0
あかり「影が薄すぎて…足から腰のあたりまでが消えかかってるの…」
櫻子「やっぱり影が薄い関連じゃねーか!」
向日葵「櫻子、お悩み相談室ですわよ」
櫻子「ぐっ…」
あかり「どうしたら…どうしたらいいのかな…?」
向日葵「結構深刻な悩み…なんですわね…」
櫻子「……」
櫻子「わかった…なんとか頑張ってみる」
71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 18:36:29 ID:eh5T0kHR0
櫻子「えー、まず、あかりちゃんのこの現象を…」
櫻子「半アッカリーン現象と名付ける!」
あかり「半アッカリーン現象!?」
櫻子「あかりちゃんが消えていくのは影が薄いからだよね?」
あかり「うん…そうだよぉ」
櫻子「つまり…目立てばいいんだよ!」
あかり「そっかぁ!」
向日葵「赤座さん…そっかぁ、って言っても何か考えとかありますの?」
あかり「うーん…」
櫻子「それも私が考えてある!」
あかり「ほんとっ!?」
櫻子「うん!」
向日葵(嫌な予感しかしませんわ…)
櫻子「私の考えた目立つ方法は…」
櫻子「>>74!」
74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 18:40:12 ID:OENdEF9B0
デコる
77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 18:46:48 ID:eh5T0kHR0
櫻子「デコる!」
あかり「デコる!?」
櫻子「この部屋の飾り付けみたいに!」
あかり「えぇー…?」
櫻子「シールもあるよ!」
あかり「いらないよぉ…」
向日葵「デコレーション…」
向日葵「リボンを付ける…とかはどうでしょう?」
あかり「あっ、それなら可愛いし目立てるかも!」
櫻子「それじゃ面白くないじゃん!」
向日葵「今は面白さは求めてませんわ…」
78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 18:50:06 ID:eh5T0kHR0
櫻子「リボンかー…」
櫻子「探してみる」
あかり「うん、お願い!」
櫻子「リボンリボン…」ガサガサ
櫻子「…あっ!」
向日葵「ありましたの?」
櫻子「荒縄ならあったけどこれでもいいかな?」
あかり「荒縄!? なんであるの!?」
向日葵「いいわけないでしょう!」
櫻子「ちぇー、はいリボン」
向日葵「持ってるなら早く出しなさいよ…」
82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 19:20:45 ID:eh5T0kHR0
―
あかり「どう…かな? 変じゃない?」
向日葵「ええ、とっても可愛くて似合ってますわ」
櫻子「……」
あかり「えへへ、あかりもこれで目立てるかなぁ?」
向日葵「もちろん! 絶対に目立てますわよ」
櫻子「…面白くない」
向日葵「だから面白さは求めてな…」
櫻子「面白くない!」
あかり「櫻子ちゃん…?」
櫻子「もう解決した! 終わり!」
あかり「う、うん…ありがとね、櫻子ちゃん、向日葵ちゃん」
向日葵「ええ、また何かあったらいらしてくださいね」
83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 19:25:07 ID:eh5T0kHR0
―
向日葵「櫻子」
櫻子「……」
向日葵「あなた、何怒ってますの?」
櫻子「別に怒ってねーし」
向日葵「怒ってるじゃありませんの」
櫻子「うるさいな! 怒ってないって言ってるだろ!」
向日葵「なっ…! そんな言い方する事ないじゃない!」
櫻子「向日葵がしつこいからだろ!」
向日葵「そうですかわかりました! じゃあ助手なんてやめてやりますわ!」
櫻子「勝手にやめてろ! 出てけ! どっかいってろ!」
向日葵「言われなくても出ていきますわ! さようなら!」
ガチャ
バタン
櫻子「……」
84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 19:27:56 ID:x9EYJ9QxO
oh...
85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 19:31:32 ID:eh5T0kHR0
櫻子「向日葵なんかいなくても…」
櫻子「一人でできるし…」
櫻子「ぐすっ…」
櫻子「……一人で…」
櫻子「……」
櫻子「向日葵…」
ガチャ
櫻子「! ひまわ…」
ちなつ「こんにちは、櫻子ちゃん」
櫻子「あ…ちなつちゃん…」
87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 19:35:04 ID:eh5T0kHR0
ちなつ「どうしたの? 櫻子ちゃん、目が少し赤いけど…」
櫻子「な、なんでもないよ! なんでもない!」
ちなつ「それならいいんだけど…」
櫻子「それより、何か悩み事だよね?」
ちなつ「うん、そうなの」
櫻子「なんでも解決するよ!」
ちなつ「えっとね、私の悩み事っていうのは…」
ちなつ「>>90」
90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 19:36:18 ID:QuocwRMe0
結衣に振り向いてもらえない
91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 19:43:10 ID:eh5T0kHR0
ちなつ「結衣先輩に振り向いてもらいたいんだけど…」
ちなつ「どうしたら私に振り向いてもらえるかな?」
櫻子「振り向くか…恋の相談だね!」
ちなつ「そうよ」
櫻子「でも私はこういうの苦手だからなー…」
櫻子「向日葵はなんかいい考えとかない?」
ちなつ「え?」
櫻子「あ…」
櫻子「いや、違くて…」
櫻子「えっと…」
ちなつ「櫻子ちゃん?」
櫻子「……」
櫻子「ごめん…私には…わかんないよ…」
92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 19:46:19 ID:eh5T0kHR0
―
櫻子「……」
櫻子「はぁ…」
櫻子「何やってんだろ…」
櫻子「…ちなつちゃん、残念そうにしてたなぁ…」
櫻子「……」
櫻子「戻ってきてよ…」
櫻子「向日葵…」
93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 19:57:03 ID:eh5T0kHR0
ガチャ
京子「ちっぱいちゃん!」
櫻子「歳納先輩…」
京子「結衣がお怒りなんだけど!」
京子「もしかして言っちゃった!?」
櫻子「えっと…ロリコンなんですねって言っただけですけど…」
京子「だめだよ! ただのきょっぴージョークなんだから!」
櫻子「すいません…」
京子「…あれ? ちっぱいちゃん…もしかして泣いてた?」
櫻子「な、泣いてないですよ!」
京子「そう?」
京子「ところで、ひまっちゃんはどこ行ったの?」
櫻子「あ、向日葵は…」
櫻子「……」
94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 20:02:27 ID:eh5T0kHR0
京子「……」
京子「はい、相談!」
櫻子「えっ?」
京子「お悩み相談室でしょ?」
櫻子「はい…そうですけど…」
京子「じゃあ私からの相談!」
京子「あのさ、友達が喧嘩しちゃったみたいなんだけど…」
京子「仲直りさせたいんだけど、どうしたらいいと思う?」
櫻子「仲直りさせる方法ですか…?」
京子「そう!」
櫻子「えっと…」
櫻子「>>97」
97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 20:06:15 ID:jiRliA/d0
お金!
99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 20:15:45 ID:eh5T0kHR0
櫻子「お金!」
京子「えっ…」
櫻子「お金をあげれば仲直りできると思います!」
京子「ちっぱいちゃん…」
京子「お金じゃないんだよなぁー…」
櫻子「結衣先輩と仲直りする方法ですよね?」
京子「そっちで捕らえちゃったかー」
京子「…はっきり言うとね、喧嘩してるのは…」
京子「っ! まずい!」
京子「ごめん! 窓から出てくね!」
櫻子「歳納先輩!?」
京子「とうっ!」
100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 20:18:49 ID:eh5T0kHR0
ガチャ
結衣「大室さん! 京子見なかった!?」
櫻子「み、見てないです…」
結衣「そっか、ありがとう!」
バタン
櫻子「えぇー…?」
101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 20:26:37 ID:eh5T0kHR0
―
櫻子「向日葵のやつ…」
櫻子「助手なんだから早く戻って来いよ…」
櫻子「……」
櫻子「戻って来てよ…」
ガチャ
あかり「失礼しますっ」
櫻子「あかりちゃん…」
あかり「えへへ、また来たよぉ」
櫻子(リボン…)
櫻子「……」
櫻子「…今は相談する気分じゃない…」
あかり「えっ?」
102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 20:30:53 ID:eh5T0kHR0
櫻子「だから、悩みなんて聞く気分じゃ…」
『櫻子、お悩み相談室ですわよ』
櫻子「……」
あかり「櫻子ちゃん?」
櫻子「ごめん、なんでもないから…」
櫻子「……」
櫻子「……よし! あかりちゃん、悩みっていうのは何?」
あかり「うん、えっとね…」
あかり「>>105」
105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 20:39:37 ID:1k5AQ3ms0
私の大切な友達がいつも元気一杯なのに今は元気ないの
111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 20:48:01 ID:eh5T0kHR0
あかり「あかりの大切な友達がいつも元気一杯なんだけど…」
あかり「今は元気ないみたいなの…」
あかり「どうしたら、いつもみたいに元気になってくれるかなぁ?」
櫻子「うーん…」
櫻子「その友達は何で元気ないの?」
あかり「それはわからないけど…」
あかり「あかりは、きっと何か嫌な事があったんだなって思うの」
櫻子「そうかー…難しいなー…」
113: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 20:53:22 ID:eh5T0kHR0
櫻子「あ! もしかしてそれって京子先輩の事?」
あかり「京子ちゃんの事じゃないよぉ」
櫻子「違うのか…」
櫻子「あかりちゃん、その友達って誰?」
あかり「えっと…」
あかり「ごめんね、それは言えないよぉ…」
櫻子「それなら別にいいけど…」
櫻子「その人を元気付けたいんだよね?」
あかり「うんっ! 何かないかな?」
櫻子「>>115」
115: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 20:54:14 ID:jKGz8o9Y0
ほっぺにチューとかすればいいんじゃない?
117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 20:59:32 ID:eh5T0kHR0
櫻子「とりあえず、ほっぺにチューとかすればいいんじゃない?」
あかり「ええっ!? 櫻子ちゃんに!?」
櫻子「ん? どうして私になるの?」
あかり「あっ…えっと…」
あかり「……」
あかり「ごめんね、その友達っていうのは…櫻子ちゃんの事なんだ…」
櫻子「私の事?」
あかり「うん…なんか櫻子ちゃん、元気ないみたいだったから…」
119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 21:03:47 ID:eh5T0kHR0
櫻子「私が元気ない…?」
櫻子「いやいや、私は元気だよ!」
あかり「ほんとに?」
櫻子「本当!」
あかり「本当に嫌な事とか、何もなかったの?」
櫻子「本当だってば…!」
櫻子「嫌な事なんて…」
『出てけ! どっかいってろ!』
櫻子「何も…」
『言われなくても出ていきますわ! さようなら!』
櫻子「何も…」
櫻子「……」
120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 21:10:47 ID:eh5T0kHR0
櫻子「…あかりちゃん…」
櫻子「私…向日葵と喧嘩しちゃった…」
櫻子「悪いのは私なのに…!」
あかり「櫻子ちゃん…」
櫻子「どうしたら向日葵は許してくれるかな…?」
櫻子「もし…許してくれなかったら…」
あかり「櫻子ちゃん、大丈夫!」
あかり「ちゃんと謝れば、向日葵ちゃんも許してくれるよ!」
櫻子「…そう…だよね…」
櫻子「…私、向日葵に謝ってくる!」
あかり「うんっ! 頑張ってね!」
121: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 21:19:49 ID:eh5T0kHR0
―
-廊下-
タッタッ
櫻子(向日葵っ…どこにいるんだよ…!)
櫻子(教室にもいなかったし…)
櫻子「はぁっ…はぁっ…」
櫻子(…あんな事…言わなきゃよかった…)
櫻子(…いや、今さらそんな事思っても意味ない!)
櫻子(今は向日葵を見つけて…)
櫻子(謝るんだ! ちゃんと!)タッ
122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 21:24:51 ID:eh5T0kHR0
―
-生徒会室、前-
櫻子(結局見つからなかった…)
櫻子(もう帰ったのかな…)
櫻子(…そうだよね…)
櫻子(ひどい事言っちゃったもんね…)
櫻子(……)
櫻子(生徒会室…戻ろう…)
ガチャ
向日葵「おかえり、櫻子」
櫻子「…え?」
126: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 21:30:31 ID:eh5T0kHR0
向日葵「まったく…どこに行ってましたの?」
向日葵「『櫻子の』お悩み相談室なんでしょう?」
櫻子「な、なんでここに…」
向日葵「当たり前じゃない…だって…」
向日葵「私はあなたの助手、ですわよ?」
櫻子「…ぐすっ」
櫻子「うぇーん!」ダッ
向日葵「ちょっと櫻子!?」
櫻子「ごめん! 本当にごめんなさい!」
向日葵「櫻子…」
向日葵「私も言い過ぎましたわ、ごめんなさい」ギュッ
127: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 21:37:10 ID:eh5T0kHR0
―
櫻子「人…来ないね」
向日葵「そうですわね」
櫻子「……」
櫻子「どうだったかな…?」
向日葵「何がですの?」
櫻子「私…みんなの悩み事、解決できてたかな…?」
向日葵「…良く出来てたと思いますわ」
櫻子「えへへ…」
向日葵「吉川さんを除けば、ですけどね」
櫻子「なっ…! 聞いてたのかよ!」
128: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 21:43:33 ID:eh5T0kHR0
向日葵「部屋の外で聞いてましたわ」
向日葵「…私を頼ってくれた事も、ね」
櫻子「あ、あれは間違えて呼んだだけだし!」
向日葵「はいはい、そういう事にしておいてあげますわ」
櫻子「……」
向日葵「……」
櫻子「…そろそろ終わろっか」
向日葵「そうですわね…」
櫻子「じゃあ、櫻子のお悩み相談室、これにて…」
向日葵「櫻子、ちょっと待って」
櫻子「何?」
向日葵「最後に一つだけ…私からお悩み相談、いいかしら?」
櫻子「…うん、いいよ!」
向日葵「…私の相談、それは…」
向日葵「>>133」
130: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 21:44:28 ID:x9EYJ9QxO
kskst
決めろよ
131: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 21:44:50 ID:ZwQcpwRh0
ksk
133: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 21:45:32 ID:2xsbL3TN0
いえ……やはりなんでもありませんわ
135: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 21:54:12 ID:eh5T0kHR0
向日葵「それは…」
向日葵「……」
向日葵「…いえ、やっぱりなんでもありませんわ」
櫻子「なんでもないって事ないだろー」
向日葵「私の悩み事はついさっき無くなったんでしたわ」
櫻子「…そっか」
櫻子「あ、聞いて! 私の悩み事もさっき無くなったんだ!」
向日葵「あら、櫻子もですの?」
櫻子「うん!」
終わり
136: ◆Tina2b6i.2 2013/07/14 21:55:47 ID:eh5T0kHR0
ありがとでした
終わりに納得できなかったらごめんね
137: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 21:56:51 ID:vbNdhitN0
乙乙
138: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 21:57:11 ID:1k5AQ3ms0
やはりひまさくは至高
139: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 21:59:26 ID:x/vXjQ+i0
乙ー
143: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/14 22:21:32 ID:BHNidim/0
安価なのに良い終わり方だったな
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