1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/24(水) 02:47:29.12 :B+EQYQVW0
男「やっと終業式終わったな」
男「今日から夏休みだからパーっとゲーセンでも行こうぜ」
男友「お、いいな賛成!」
男友2「俺も俺も」
女「……(ちょ、私もゲーセン行こうと思ってたのに鉢合わせじゃないのこれ?)」
4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/24(水) 02:53:29.38 :B+EQYQVW0
女「(こ、これは困ったぞ)」
女「(クラスの男子。しかも席が隣の)」
女「(リア充男共と)」
女「(方や、ぼっちの女の私が)」
女「(ゲームセンターでバッティングとか私の人生完全に詰みじゃねーか)」
妄想中
『男「やーいあの女ゲーセンでひっとりぼっちぃ」』
女「(く、そんなトトロの台詞みたいなことクラスメイトに言われたら立ち直れないじゃまいか)」
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/24(水) 02:58:03.74 :B+EQYQVW0
男「久々に三人でブレイブルーの対戦やりまくろうぜー」
男友「いいねー」
男友2「俺のタオカカでボッコボコにしてやるニャスー」
男子共「わははっ!!!!」
女「……(男子共はブレイブルー……。か、格ゲーだとぉぉぉっ?!!!)」
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/24(水) 03:00:28.35 :PXapx7Yy0
ブレイブルーをやる…リア充…?
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/24(水) 03:08:38.73 :B+EQYQVW0
女「(わ、私なんて……)」
女「(初STG…ども…
私みたいな高一でシューティングやってる腐れ女子、他に、いますかっていねーか、はは
今日のクラスの会話
あの陽蜂の声萌えまくる とか あの光EXのスク水ほしい とか
ま、それが普通ですわな
かたや私は兵器の開発施設で戦闘要塞を陥落して、呟くんすわ
welcome to special round.狂ってる?それ、誉め言葉ね。
好きな音楽 Born to be free
尊敬する人間 石井ぜんじ(無敵行為はNO)
なんつってる間に6時っすよ(笑) あ~あ、風営法のせいでゲーセン入れない辛いとこね、これ)」
女「(やっぱり女のくせにSTGやるの変なのか?)」
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/24(水) 03:16:43.05 :B+EQYQVW0
女「(ふえぇ、私のやるゲーム、格ゲーの後ろだよぉぉぉ……)」
女「(おい、男子共のゲーセンが私の行くお店だった場合なら確実に顔ばれする件について)」
女「(で、VIPに『クラスの女とゲーセンで会ったったwwww』とかスレ立てられたらどうしよう…)」
女「(デュフフフ)」
女「(いや、まだ分からんぞ?)」
女「(この界隈にはゲーセンが3店ある)」
女「(三分の一だ!しかも少し足を延ばせば大型店がありますしおすし)」
女「(ふはははははは。バッティングなどあり得ないのだ)」
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/24(水) 03:19:52.25 :B+EQYQVW0
男友「あ、そうだ」
男友2「どしたん?」
男友「この前、メダルゲームのジャックポットで五千枚出てさー」
男友「ジャブジャブとメダル使ってくれたまえ諸君!」
男・男友2「マ、マジで?いやっほおおおおおおおいいいい!!!!!」
女「……(は?メダルゲームだと?ちょ、私の行くゲーセンにメダルコーナーありまくりんぐうう)」
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/24(水) 03:24:58.48 :B+EQYQVW0
女(3店中2店にメダルコーナーがある)」
女「(しかも、もちろん大型店にもメダルコーナーがある)」
女「(しかし、男子共はゲーセン集合なので遠い大型店はありえないんじゃね?)」
女「(あばばばばばばbbb。ええ、実質二分の一ですよ……)」
女「(これ、やばくね?)」
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/24(水) 03:32:48.17 :B+EQYQVW0
男友「ブレイブルーやメダルゲームのキリがついたら自由行動な」
男友2「あはは、なんだよ自由行動って」
男友「自由行動と言う名の個人活動な」
男「あ、なるほど、みんなで楽しんだあとは1人用のゲームタイムって訳か」
男友「そゆこと」
女「(くそ、くそ、このリア充共めが!どうせ私は最初から最後までハイパーぼっちタイムだよ……)」
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/24(水) 03:40:51.87 :B+EQYQVW0
男「友は相変わらずボーダーブレイクか?」
男友「おう。小遣い少ないからあんまり出来ないけどな」
男「友2は音ゲーのパネルをポンポン押すやつだっけ?」
男友2「ユビートなユビート!名前ぐらい覚えろよな」
男「すまん。でも興味のないやつは仕方ないだろ?」
男友2「だな。で、男は格ゲー以外はシューティングか?」
男「えっ?」
女「えっ?」
18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/24(水) 03:49:35.85 :B+EQYQVW0
女「(うはー、つい予想外の問いに声出ちゃったよ)」
女「(なんか男子共の熱い視線を感じる…。こ、こっち見んな…)」
女「(……そうだ。ここは知らんぷりしよう)」
女「(おいおい、でも、男もSTGやるのかよ)」
女「(なに、なにこれ?フラグ?フラグなの?)」
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/24(水) 03:57:27.55 :B+EQYQVW0
男「女さん」
女「なに男くん?」
男「ぼ、僕のいきり立ったビックバイパーで」
男「女さんのクリスタルコアを激しく撃ち抜いちゃっていいかい?」
女「い、いやーん////」
女「(コナミとケイブのコラボ、キマシタワー。な、なんてな…… ぐへへへ… 妄想乙!)」
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/24(水) 04:08:46.01 :B+EQYQVW0
男「STGなんてダサくてやらねーよ」
女「(えっ)」
男「STGなんて時代遅れだし!いまどき流行らねーよ」
男「しかもオタクに媚びるような萌えキャラばっかりでさ」
男友・男友2「だよなー」
男友2「あれ?でもやってたじゃん?だいぶ前にやってたの見たことあるぞ?」
男友「そうそう確か、店長に見守られてやってたから声掛けずらかったよな」
男友2「戦闘機のストライカーなんたらってやつ」
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/24(水) 04:16:34.18 :B+EQYQVW0
女「(くそが!STGは流行りすたりでやるもんじゃねーんだよ!)」
女「(萌えだろうが燃えだろうが関係ないわ!)」
女「(こちとらSTGに命掛けてるんだよ(キリッ)」
女「(おー、でもいい情報聞いたった)」
女「(私の行ってるお店はストライカーズのシリーズは置いてない)」
女「(あと、閃激ストライカーも設置された記憶なし。おっし)」
女「(まあ、男子共と私の行くゲーセンは別々と言うことがほぼ確定したようなものね)」
女「(が、しかし、男がSTGをディスったのは絶対に許さんぞ男子ども! じわじわとなぶり殺しにしてくれる)」
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/24(水) 04:23:04.94 :B+EQYQVW0
男「あーあれね。店長がさー、基板入れ替えたとか言って」
男「テストでタダでやらしてもらってたんだよ」
男「なんか難しくてすぐに終わったけど」
男「店長がこのSTGは一撃必殺があるとか言って推してたな」
男友2「あ、なるほどね。店長と仲いいもんな男は」
女「(ん?一撃必殺?テクニカルボーナスのことかしら?ならストライカーズ1999じゃない)」
24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/24(水) 04:27:17.05 :B+EQYQVW0
男「よーし、じゃあ一旦家帰ってゲーセン集合な」
男友、男友2「オッケー」
女「(く、ゲーセンじゃなくてお店の名前くらい言えよな男子共が!」
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/24(水) 04:33:45.64 :B+EQYQVW0
女「ま、ストライカーズ1999のおかげでバッティングしなくて助かったは」
女「でも、考えてみれば今までゲーセンで男子共を見かけないから明らかに違うゲーセンよね」
女「ふぅ、心配して損したぜ」
女「これで心おきなくゲーセンでシューティング三昧だ(性的な意味で」
28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/24(水) 04:39:55.46 :B+EQYQVW0
女「ふふふ、ゲーセン到着!」
女「一応、念のため入口から格ゲーコーナー見てみるか」
店長「あ、いらっしゃい」
女「ひゃあっ」
店長「あ、ごめん。ビックリさせちゃったね」
女「はぁはぁ、おっ驚かせないでくださいよぉ店長」
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/24(水) 04:46:58.97 :B+EQYQVW0
店長「なんか入口から店内見てたけど、どしたの?」
女「店長ー聞いてくださいよおおおおおー」
女「実はかくかくしかじかで店長どうおもいます?」
店長「あー、クラスの男子に会いたくないって気持ちは分かるよ」
店長「けど、同じゲーセン仲間なんだから仲良くした方が良いと思うけどね」
店長「今はゲーセンなんてどんどん潰れてってる状態だし」
店長「昔と違ってゲーセン並みかそれ以上のゲームが家庭で出来るし」
店長「さらにパソコンやらスマートホンのソーシャルゲームの普及でゲーセンに通う人は急激にに減ってる」
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/24(水) 04:58:47.86 :B+EQYQVW0
店長「そんな状態の中でゲーセン仲間は貴重だと思うよ」
店長「ゲーセンのゲームってさ、あたり前だけどゲーセンでしか出来ない。ま、例外はあるけど」
店長「家庭用と違って、毎プレイごとに料金を支払う」
店長「もちろん、みんな真剣勝負さ」
店長「お店に来る時も家に帰る時も次ゲーセンに来たときは」
店長「もっと先のステージへ、もっと高いスコアを目指してるんじゃないかな?」
店長「そしてゲーセンで知り合った仲間と楽しむ」
店長「もしくは画面のスコアで見えないライバルと競い合う」
33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/24(水) 05:06:06.50 :B+EQYQVW0
店長「その当たり前のことが重要なことじゃないかな?」
女「あう、それはそうだけど、STG貶されたことが納得いかないですし」
店長「それは会ったときにでも話して謝ってもらえば済むと思うよ?」
女「えっ」
女「それって店長?」
店長「さー仕事にもどらなくちゃ」
女「あ、店長おおおお!!!それってどういう事か教えてよおおおおお」
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/24(水) 05:07:44.27 :B+EQYQVW0
男「よっ」
女「あっ……。」
女「よっ」
35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/24(水) 05:14:12.04 :B+EQYQVW0
後日談
女「あのゲーセンってストライカーズ1999なんてあった?」
男「麻雀コーナーの隅に上海あるの知ってる?」
女「もちろん、知ってるわ」
男「実は上海の筺体は2IN1でスイッチ切り替えでストライカーズ1999が出来るんだ」
女「ちょ、そんなカラクリだったのね。謎は解けたわ」
38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/24(水) 05:19:42.32 :B+EQYQVW0
女「で、なんでストライカーズ1999を二周ALL出来る人間が」
女「STGをディスったのかをこと細かく教えてもらおうじゃないホームズ君」
男「実は女が以前から斑鳩やってるのは店長から聞いてて知っててさ」
女「なるほどね。で、なんでSTGをディスったのか・し・ら?」
男「べ、別に女を意識して素直になれなくて貶したんじゃないからな」
女「ちょ、テンプレ乙。男のツンデレは気持ち悪いけど悪い気しないから許してあげる」
男「あっそ」
女「素っ気ないわね」
女「ま、いいわ。ゲーセンに行きましょうSTGやりに」
男「だな」
男「あ、そうだ、聞こうと思って忘れてたけど、グラディウスはわかったんだけど」
男「いやーん////って虫姫さまのレコちゃん?」
女「」
おわり
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